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【Bellator292】ブラジリアンキックからRNC。ウスマン・ヌルマゴメドフに敗れたベンヘンが引退発表(涙)

<Bellator世界ライト級選手権試合&ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.1R2分37秒by RNC
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

まず左ローを蹴ったベンヘン、ヌルマゴメドフも右ミドルを返す。直後の軌道が変わるブラジリアンキックがベンヘンのアゴを捕える。腰から崩れたベンヘンにパウンドを連打すると、バックを制したヌルマゴメドフは両足をフックして後方から殴っていく。まだ4分も残っている状態でRNCをアゴの上から仕掛けるチャンピオン。ここはベンヘンがアゴを引いて防御、再びパンチに切り替える。

ベンヘンの後方へのパンチに、背中を取り直したヌルマゴメドフは再びRNCへ。腰をあげたベンヘンに対し、ヌルマゴメドフがネルソンからパンチ、さらにチョークをセットしていく。腹ばいで立ち上がろうとした姿勢から、上を向かされたベンヘンは観念してタップ。ベンヘンの粘りを許さなかったヌルマゴメドフが、最初のチャンスを逃さず一本勝ちした。

王者は「皆の存在が本当に重要で。期待以上のモノを見せたかった。ベンソンのことは全く軽く見ていなかった。次? 誰も選ばない。誰でも構わない」と傷一つない顔で涼し気に話した。

そしてグローブを外したベンヘンは、「サンノゼ、アイ・ラブ・ユー。全世界の皆、ありがとう。過去4試合、負ける度に自問自答してきたけど、その時が来た。長い間、走り続けることがデキて良かった」と、キャンバスに置き「皆、ありがとう。感謝している」と引退を告げた。


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