【UFN100】動けないホジェリオ。ベイダーがTDからパウンドで圧勝
<ライトヘビー級/5分5R>
ライアン・ベイダー(米国/4位)
Def.3R3分51秒by TKO
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/9位)
左ローを入れたベイダーが、右を伸ばす。サウスポーのホジェリオが右ハイをブロック。左に回るエイダ―が左ジャブ、ホジェリオは左フックを返す。ベイダーは踏み込んで左右のパンチを放つが、左を被弾して動きが止まる。即テイクダウンに移行し、トップを取ったベイダーがホジェリオの左足を両足で挟みのパンチを入れ、腰をコントロールして背中をマットにつけさせる。
ヘソで抑えて、右の重いパンチを連続でホジェリオに打ち込むベイダー。左の腕を右足で挟んでパンチ、さらにアメリカーナを狙う。続いてベイダーは右のエルボーを思い切り落とし、ホジェリオのディープハーフにも鉄槌、パンチを打ちつける。サイドで抑えたベイダーが初回で相当ホジェリオを削った。
2R、右ストレートを当てたベイダー。ホジェリオも右を返したが、組まれるとすぐに倒されてしまう。バックを譲り立ち上がったホジェリオは腹ばいに崩され、立ち上がってもダブルレッグを決められる。またも背中をマットにつける状態となり、ハーフをとってパウンドを被弾し立ち上がることができないホジェリオ。ベイダーはマウントを奪い、ホジェリオの動きに合わせサイド、バックとポジションをトランジットしていく。バックからベイダーがRNCを狙うと、体をねじりまたもディープハーフを取ったホジェリオは、自らガード解いて距離を取ろうとする。
ベイダーは素早く動いてボディロックから立たせず、ガードを取ったホジェリオに左のパンチを打ち込む。上腕を押し付け、左腕で殴るベイダーが2Rもホジェリオを圧倒した。
3R、ここまで一方的に攻められているホジェリオは潮目を変えたいが、左ジャブを被弾し、右ミドルを蹴られると、続くシングルレッグでテイクダウンばかりか即パスガードまで許してしまう。ハーフからエルボー、パンチ、鉄槌を落とすベイダーが体を起こしてエルボーを連打。ボディにヒジを連打されたホジェリオは、続いて顔面にもヒジを被弾。成す術なく殴られるホジェリオは、ボディから顔面にパンチを受け、体を起こしたベイダーの左右のパンチをいいように浴びてついにレフェリーが試合をストップ。
まるで兄ホドリゴの終盤のようなホジェリオの反応の悪さは、現役生活を続ける上で大きな不安要素だ。