【RIZIN Y.E.S.P.Festival】濃厚なスクランブル戦。サバテロが井上に競り勝ち、スプリット判定勝利で王座奪取

2025.12.31

【写真】互いにキツい展開のなか、3Rに攻め続けたサバテロが勝利を掴み取った(C)RIZIN FF

＜RIZINバンタム級選手権試合／5分3R＞
[挑戦者] ダニー・サバテロ（米国）
Def.2-1
[王者] 井上直樹（日本）

井上がジャブで前に出ていく。サバテロはサークリングしながら左ミドルと左フック、右カーフを蹴る。井上も右カーフでサバテロを転倒させるが、サバテロはすぐに立ち上がる。試合がスタンドの攻防になるとサバテロがシングルレッグに入って、立ち上がろうとする井上のバックへ。

サバテロはバックコントロールしながら足をフックしようとするが、井上はそれを許さずに立ち上がる。サバテロは井上を持ち上げて肩口から落とすようにテイクダウンし、バックキープしながら肩固めへ。井上も正対して上のポジションを取り返す。ここからサバテロがスクランブルに持ち込んで上のポジションをとる。井上が背中を見せつつ立ち上がると、サバテロがヒジ打ちを入れてシングルレッグで押し込む。

サバテロが一度持ち上げるようにテイクダウンして、立ち上がる井上の後ろに回る→シングルバックからRNCへ。ここは井上も正対してパンチを落としながら距離を取り、サバテロをがぶりながらヒザ蹴りを入れる。距離が離れるとサバテロがすぐにシングルレッグに入ってバックへ。サバテロはシングルバックからヒジを入れ、井上が立ち上がるとスクランブルへ。サバテロがシングルで組みつくと、井上がそれを切りながらヒジを落とす。

2R、互いに右ロー。井上がジャブと右ボディストレート、サバテロもジャブとワンツーで前に出る。井上がジャブと左の三日月蹴り、蹴りのフェイントからジャブを突き刺す。サバテロはジャブと右ハイ、井上は右カーフを蹴って、ジャブを当てる。サバテロは井上のジャブにシングルレッグを合わせ、井上がニンジャチョークを狙う。

サバテロが頭を抜いてテイクダウンすると、井上の後ろに回る。井上が足をフックさせずに立とうとするが、サバテロが井上をコーナーに押し込んで足を畳むようなダブルレッグからバックへ。サバテロがシングルバックで井上をコントロールしてRNCを狙う。

井上が向き直ってサイドポジションを取りつつ、上四方に移行して押さえ込む。井上がパンチとヒザ蹴りを入れると、サバテロが腹ばいになってシングルレッグへ。ここは井上がバックに回って両足をフックしてパンチを入れつつ、RNCも狙う。井上がバックキープを続けてパンチを入れてラウンドを終えた。

3R、サバテロがジャブから右ハイ。井上はジャブを当て、サバテロのローにワンツーを合わせる。さらに井上はサバテロの右ミドルをキャッチして右ストレートにつなげ、サークリングしてジャブと右フックにつなげる。サバテロはシングルレッグを見せて左フックを打つ。井上が距離を取ろうとするが、サバテロがダブルレッグに入ってテイクダウンする。

井上が亀になりながら立ち上がろうとすると、サバテロがアナコンダトークを狙いながらヒザ蹴り。井上も一度自分が下になってディフェンスして立ち上がるが、サバテロがスタンドで井上のバックに回る。ここでサバテロが井上の体をを持ち上げてテイクダウンすると、井上は背中をマットにつけずに体を起こし、コーナーに体を預けて立ち上がる。サバテロは肩固めのクラッチを作りながらバックへ。

井上は立ち上がってサバテロの左腕にキムラを狙い、サバテロが井上を持ち上げてテイクダウンして腕を抜く。井上が正対しようとするが、サバテロががぶってバックを狙いながら上のポジションを取る。井上が亀になって立ち上がろうとすると、ここもサバテロが井上のバックに回り込む。井上が立ち上がって四つの攻防になって離れる。

井上がパンチを振るが、そこにサバテロがダブルレッグを合わせてテイクダウンする。井上はガードから三角絞めを狙うと、サバテロが頭を抜いて立ち上がってローと顔面踏みつけ、さらにサッカーボールキックからパンチを落とす。ここで試合終了となり、判定は2-1でサバテロが勝利。井上からベルトを奪って新王座に就いた。