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【Ground Impact】東日本選手権に西からの刺客・伊東元喜のGo for it, Enjoy BJJ Life !!

Juesenkan【写真】明石海峡を望む神戸市垂水区にある柔専館。伊東を中心にその明るい雰囲気が伝わってくる一枚だ(C)IF PROJECT

19日(日)、東京・墨田区総合体育館で『Ground Impact東日本選手権2016』が開催される。同選手権にエントリーしている伊東元喜が意気込みを語った。
Text by Takao Matsui


「さすがに3週連続で大会に出るのは、初めてですね」

Ground Impact東日本選手権に出場する伊東元喜は、まるで他人事のようにそう笑い飛ばした。エントリーリストをチェックしてみると、東日本選手権はアダルト黒帯のミドル級とオープンに登録。さらに1週間後の26日に開催される西日本選手権でも、アダルト黒帯のミドル級とオープンに名前が並ぶ。聞けば、その翌週のオープンマスターズ選手権にも出場を予定しているとのこと。一体、なぜここまで試合を欲しているのだろうか。

「僕は独りもんなので、ノリですかね。オープンだから出場しやすくなったこともありますし、強い選手と戦うのが好きなんです。出場リストを見ると、東日本、西日本にも関根“シュレック”秀樹選手がエントリーしていました。もしかしたら連続で戦うことになるかもしれません。関根選手とは過去2回戦っていますが、まったく歯が立ちませんでした。体が大きくパワーがあるだけではなく、すごく頭を使って戦ってくるので技巧派のイメージもあります。でも強い人と戦って、少しでも近づくことができたり、倒せるヒントを掴んで勝てた時が快感なんですよね」

強豪を前にしても不敵に笑う伊東には、何やら秘策がありそうだ。だが、日々、進化する技術に対しては、そこまで深く追い求めていないと言う。

「モダン柔術とか最先端の技術は数多くありますけど、興味はあっても、そこまで拘りはありません。あくまでも自分のスタイルを身につけて、一つひとつのテクニックをブラッシュアップしていく方が合っています」

神戸の柔専館で始めた柔術歴は10年目を迎えた。仕事が終わると週6日、あるいは7日も道場へ向かう日々を送っている。最初は強くなりたい思いだけで通っていたが、今は練習が生活の一部になっていると言う。体調が悪い日でも、道場へ着くと元気になるなんてことも珍しくないそうだ。そんな柔術一筋の男が目指すのは、さらに技術を極めることなのだろう。

「せっかく出場するので、せめて爪痕くらいは残したいです。当たって砕けます(笑)」

38歳の伊東にとって3週連続の試合は、体力的に厳しいかもしれないが、謙虚に語る姿が逆に不気味だ。こういう選手こそ、じつは侮ってはいけない。爪痕を残すどころか、ビッグサプライズを起こすかもしれない。

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