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【All Japan No Gi】ノーギ柔術日本一決定戦。最大激戦区は後味悪くもガスパーが制す

No-gi All Japan【写真】最大激戦区を制したのはチャールズ・ガスパーだった(C)HIROYUKI KATO

日本ブラジリアン柔術連盟(以下・JBJJF)が主催する、柔術衣を着ずに戦う“NO-GI”柔術の日本一を懸けた大会『第4回全日本ノーギ柔術選手権』が6月28日(日)、練馬区の光が丘体育館にて行われた。
Text by Hiroyuki Kato

昨年の同大会では柔術世界王者のレアンドロ・ロ、長南亮が参加し大きな話題を集めたが、今年の参加者は全カテゴリーで46名と少々寂しい結果に。3週間後に『道着を着た』柔術の全日本選手権が控えていることが影響を与えたのは明白だが、今後NO-GIの普及は課題を残す参加人数となった。

大会一の盛り上がりを見せたのは、文字通り日本一のノーギ選手を決める“アダルトエキスパートクラス”であろう。

Uedaライトフェザー級はワンマッチ決勝になり、ZSTで活躍する高校生・上田直毅(パラエストラ東京)が、柔術では格上である杉本寛樹(アクシス柔術アカデミー)に挑んだ。試合は杉本の引き込みに合わせ、上田がダブルレッグで倒し先制。その後は杉本の世界レベルの技術に翻弄され続け、中盤以降に三角絞めに捉えられる。ほぼ極っているように見えたが、上田は時間いっぱい凌ぎ切り、逃げ切る形で勝利した。

70kg final8名が参加した70キロ以下のアダルトエキスパートフェザー級で決勝に勝ち上がったのは九州代表する柔術家・江端講平とチャールズ・ガスパー。引き込んだチャールズが早々に腕絡みで捻り上げ、その瞬間に合わせるように江端がスイープを決める。しかし、ここでチャールズがサブミッションを解き試合を止めてしまう。本人曰く「タップしたと思った」が、審判の判定は「タップはない」というもの。そして両選手が試合中ながら話し合いを行い、結果はほぼ腕絡みが極まった状態で再開。そのまま捻り上げて一本。煮え切らない結末になってしまった。

Kanda無差別級の“エキスパートオープンクラス”では、共にGRABAKA柔術クラブのサニーウェビと神田崇広の一戦に。神田は2年前の同大会も制しており、この日も準決勝まで一本という圧倒的な強さで勝ちあがりる。決勝も僅か20秒足らずで三角絞めで一本。格の違いを見せつけた。

神田崇広
「今回は他の選手に比べて帯でも、体格でも上回っていたので少し余裕を持ってトーナメントに臨むことができました。ADCCアジア予選では敗退して不完全燃焼だったので、今大会を優勝した事で気持ちがリフレッシュできました。GRABAKA柔術クラブには“ギ”で中村大輔という絶対的エースがいるので、僕は“ノーギ”を頑張りたいです」

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