【JBJJF】東京国際 嶋田裕太が圧倒的な強さでLフェザー制し、無差別はIMPACTOがクローズアウト
【写真】国内は敵なし、2017年度はノーギでも世界最高頬へのチャレンジが噂れる嶋田裕太がライトフェザー級で圧倒的な強さを見せた(c) TSUBASA ITO
18日(日)、東京都墨田区の墨田区総合体育館でJBJJF主催「東京国際柔術選手権2016」が行われた。アダルト黒帯オープンクラスでチャールズ・ガスパーが優勝、嶋田裕太がアダルト黒帯ライトフェザー級を制すなど、見どころの多い大会となった。
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アダルト黒帯ライトフェザー級は宮本和幸の欠場により、ワンマッチで嶋田裕太と大西巧之が優勝を争うこととなった。アジア選手権以来、卒論の仕上げを最優先してきた嶋田は、いきなり大西からテイクダウンを奪い、2ポイント先取。パスを狙いつつアドバンテージを稼いでいく。そのままパスガードで3ポイント加算。大西が足を戻しても、再びパスを決め8‐0とリードする。
勢い乗った嶋田はマウントポジションからバラタプラッタを仕掛けるが、ここは大西がディフェンスして逃れる。スタンドから再開となり、嶋田はテイクダウンに成功してそのまま上に乗ってギロチンチョークに入り、今度はきっちりと一本勝ち。予想通りの圧倒的な強さで優勝を果たした。
チャールズ・ガスパーと廣瀬貴行によるワンマッチ決勝となったアダルト黒帯ライト級は、ガスパーがサイドポジションからパスガードを狙うも、廣瀬は下からガスパーの右足を取り、リバーサルに成功。残り2分半で2ポイントが入る。
トップポジションとなった廣瀬に対し、ガスパーはスイープを仕掛け廣瀬の腰が浮く場面もあったが、必死にこらえる。その後も再三スイープを狙うガスパーだったが、トップポジションをキープした廣瀬がポイント2-0で逃げ切り優勝を決めた。
4名がエントリーしたアダルト黒帯ミディアムヘビー級は、松村威の欠場により神田崇広とアラン・アウベス・フィデレスが対戦した1回戦が、そのまま決勝戦に。開始早々、神田が引き込みクローズドガードの体勢となる。フィデレスが立ち上がってパスガードを狙いにいくと、神田は右足を取りながらスイープを成功させ2ポイントが入る。
神田はそのままアキレス腱固めを狙いにいくが、仰向けになった際にフィデレスがスイープを決めすぐさま同点に戻す。その後も一進一退の攻防が続き、タイムアップ。ポイントは2-2の同点だったが、着実にアドバンテージを加算したフィデレスがアドバンテージ6-1で接戦を制した。
アダルト黒帯オープンクラスは、準決勝第1試合でチャールズ・ガスパーとミディアムヘビー級を制したフィデレスが対戦。フィデレスは50/50ガードの体勢からスイープを成功させ、2ポイントが入る。対するガスパーも、即スイープを決め返して同点。ポイント2-2の接戦はレフェリー判定に持ち込まれ、ガスパーが決勝進出を決めた。
もうひとつの準決勝は、ミケヤス・トシオ・アサダと神田崇広の対決となった。神田がクローズドガードの体勢となり、スイープを決めて2-0。逆にアサダもスイープを決めて2-2の同点。アサダはトップから積極的にパスガードを狙うものの、神田がスイープを決め再びリードを奪う。試合終了間際、アサダが執念のスイープを決めてポイント4-4とし、アドバンテージ4-1でアサダが逆転勝利を収めた。
決勝はIMPACTO JAPAN B.J.J同士の対決となったためクローズアウトとなり、優勝はガスパー、準優勝はアサダが分け合っている。
■東京国際柔術選手権2016 主なリザルト
【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝 嶋田裕太(ネクサセンス)
準優勝 大西巧之(リバーサルジム川口リディプス)
【アダルト黒帯ライト級】
優勝 廣瀬貴行(パラエストラTB)
準優勝 チャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)
【アダルト黒帯ミディアムヘビー級】
優勝 アラン・アウベス・フィデレス(ブルテリアボンサイ)
準優勝 神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 チャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)
準優勝 ミケヤス・トシオ・アサダ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
3位 神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
3位 アラン・アウベス・フィデレス(ブルテリアボンサイ)
【団体表彰】
優勝 トライフォース柔術アカデミー
準優勝 CARPE DIEM
3位 X-TREME EBINA