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【BFC58】チャンドラー新世界ライト級王者に。アルバレスに実力勝ち

Alvalez vs Chandler【写真】攻守を入れかえる激しい一戦でチャンドラーがアルバレスをRNCで破りチャンピオンベルトを巻いた(C)BELLATOR

<BFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.4R3分06秒by リアネイキドチョーク
エディ・アルバレス(米国)

試合開始直後、いきなりチャンドラーの左フックがアルバレスの顔面を襲うが、すぐにアルバレスも右アッパーから左フックを打ち返す。しかし、アルバレスは右フックを空振りし、バランスを崩したところにチャンドラーのパンチを受け、ケージに詰まってフックの連打で猛攻を受ける。

パンチをもらいながらも、アルバレスは右を打ち返し、チャンドラーの姿勢を乱す。直後にシングルレッグからテイクダウンを奪ったチャンドラーは、立ち上がったアルバレスの腰をコントロールし、もう一度、テイクダウンする。

立って距離を取ったアルバレスは、右を打ち込む。左を伸ばし、返す刀で思い切り右を振り回すチャンドラーに、アルバレスはなかなか懐に入れない。それでも飛び込むように右をヒットさせたアルバレス、チャンドラーが組みつくと、がぶって距離を取る。アルバレスのボディを受けても、テイクダウンを狙うチャンドラー。互角以上の展開を見せる。

バックを奪い、さらに背中に飛び乗ったアルバレスだが、前方に振り落とされる。この後、試合はやや落ち着いて展開になると、アルバレスがヒザを蹴り込む。下がらないチャンドラーは、前に出てパンチを放っていき。軸がしっかりとした姿勢から、勢いのある右を打ち込むチャンドラーは、ラウンド終了直前に右ストレートで打ちこみ、再度アルバレスからダウンを奪い1Rをモノにした。

2R、右ローを蹴り込むチャンドラー、アルバレスの右ミドルは跳ね返される。左ストレートから、右を打ち込み組みついたチャンドラーは、ヒザを放ちながら足の甲にストンピングを見せる。

体を振るうアルバレスをすかし、チャンドラーは腰をコントロールしてテイクダウンに成功。立ち上がったアルバレスを再び倒し、スタンドに戻っても疲れを見せないチャンドラーは、アルバレスの左フックを避けて、テイクダウン狙いからヒザを突き上げる。

続くダブルレッグは、アルバレスががぶってグラウンドへ。バックに回りながら立ち上がったアルバレスだが、チャンドラーは素早く動き、距離をとって向き合う。

アルバレスのテイクダウンのフェイントに引っかからず、打撃もしっかりとステップバックするチャンドラーに、ガードの上からハイを蹴り込んだアルバレスが、直後に飛び込み頭が当たったようにも見えた。2R終了直前に左アッパーをヒットさせたアルバレスだが、このラウンドも流れを自分のモノにするまではいたらなかった。

3R、左ジャブを伸ばすアルバレス、続けて左アッパーを打ち込む。左を振るいながら前に出るアルバレスだが、やや動きが荒いか。ジャブの応酬から、アルバレスが右を振るうも空振りに。1Rのようなラッシュを見せないチャンドラーは、ボディを受けて組みつくも、ここもがぶられる。

アルバレスがギロチンに移行すると、チャンドラーは首を引抜いたが、直後にパンチからハイを受け、さらにパンチの連打で襲われる。頭を下にして、パンチを受けるチャンドラー。アルバレスのアッパーが、彼のアゴを打ち抜く。

遠い距離からダブルレッグを見せたチャンドラーは、シングルにチェンジしヒザを引き寄せるも、アルバレスが組みつき、左を差して右で殴り続ける。顔面が真っ赤に染まったチャンドラーは、ヒザを蹴り上げると、自らバランスを崩してしまう。

ボディ、顔面にパンチを続けるアルバレスは、右ストレートを放ち、フィニッシュを狙う。チャンドラーのテイクダウン狙いを潰し、わき腹にパウンドを落すアルバレスだったが、チャンドラーはシングルレッグで態勢を入れ替えようとする。スイッチで耐え、立ち上がることに成功したアルバレスだが、そのままケージに詰められ、明らかに試合を終わらせようとした3Rを終えることに。

4R、右を大きく振るうも空振りにとなったアルバレス。どこまでチャンドラーが回復しているか。左を連続で伸ばすアルバレスが、続けて右も放つ。シングルのフェイントを見せ、動きがリズミカルになったアルバレスだが、ガードは低くなっている。

じっくりと構えるチャンドラー、アルバレスの前進をステップバックでかわすと、オクタゴン中央に出て右ストレートをヒットする。アッパーから前に出たチャンドラーは、アルバレスの左フックを受けるが、テイクダウン狙いから逃れたアルバレスにパンチを打ちこむ。

足を引抜くために、一度背中を見せ、再び前を向きやや姿勢を乱したところに右を受けたアルバレスが、ケージ際に後退する。下がった王者に対し、チャンドラーは再び右を打ちこむ。この一発をモロに受け、後方に崩れたアルバレス。チャンドラーは、アルバレスをケージに押し込みパウンドを連打する。

パスからマウントを奪ったチャンドラーのパンチに、思わずアルバレスが横を向くと、すかさずバックに回り込んだチャンドラーが、リアネイキドチョークを仕掛けると、直後にタップを奪いマイケル・チャンドラーが第2代BFC世界ライト級チャンピオンの座に就いた。

「エディのような素晴らしい王者と戦う機会を与えてくれた神様に感謝している」と新王者が語ると、ベラトールCEOビヨン・ブレニーは「こんな試合は見たことはない。マイケル・チャンドラーは最高のチャンピオンを倒した。おめでとう」と新王者を祝福。チャンドラーの勝利は、決してフロックやアップセットでない実力、力で取ったBFC世界ライト級王座だ。

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