【ONE105】テイクダウンとトップキープで支配。ラズワンの仕掛けを凌いだザンボアンガが判定勝ち
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.3-0
ジヒン・ラズワン(マレーシア)
開始早々、ザンボアンガが右フックから組み付き、ラズワンからテイクダウンを奪う。ラズワンは下から仕掛けるも、ザンボアンガがパスガード。ラズワンはハーフからフルガードに戻し、足を挙げていくも、ザンボアンガはラズワンをケージに押し込む。ここで切り抜けたラズワンが立ち上がるも、すぐに再びテイクダウンしたザンボアンガ。ラズワンはハーフガードから立ち上がろうとするが、ザンボアンガに抑え込まれてしまう。立ち上がった両者はケージ中央で打ち合いを見せるが、やはりザンボアンガがシングルを仕掛けて再びグラウンドに持ち込む。ラズワンもパウンドを浴びながら立ち上がったが、ザンボアンガはすぐに組み付いて相手をケージに押し込んだ。
2R、スイッチしながら距離を詰めるラズワン。ザンボアンガが少し距離を取ると、ラズワンも同様に距離を保つ。するとレフェリーが両者に注意を与えた。再開後、ラズワンは距離を保ちつつ、相手に「来い」と誘うが、ザンボアンガは乗らない。再びレフェリーが両者にアクションを促す注意を与える。再開すると、テイクダウンしたザンボアンガに対し、下から相手の右腕へ腕十字を仕掛けたラズワン。ザンボアンガは腕を抜き、パスに成功する。
ラズワンはハーフに戻しながら立ちあがり、試合は再びスタンドへ。ここでも「来い」と誘うラズワンだったが、ザンボアンガは誘いに乗らないため試合が動かず、レフェリーが両者にイエローカードを提示した。再開後はまたも、すぐにテイクダウンを奪うザンボアンガ。ラズワンも足を利かせて立ち上がるが、ザンボアンガがダブルレッグから脇を差してラズワンをケージに押し込んでいった。
最終R、いきなり右ストレートを当てたザンボアンガが、組み付いてラズワンをケージに押し込む。ケージ際でポジションを取り合うなか、ラズワンが投げを放つも、ザンボアンガが上を取る。ラズワンは下から三角で固めながらパンチを打ち込む。これを潰していくザンボアンガ。しかしラズワンもコツコツと下からパンチを当てていく。さらにラズワンはザンボアンガの右腕に腕十字。タイトに足を締めていくが、ザンボアンガは腕を抜いてサイドで抑え込む。フルガードに戻してパンチを打ち込みながら、さらに下から三角を仕掛けるラズワン。最後までザンボアンガの両腕を抱えながらパンチを当てていった。
判定はザンボアンガがユナニマスで制した。