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【ONE105】メンチャベス戦へ。ユン・チャンミン「格闘代理戦争の卒業生であることを誇りに想い、王者に」

Chang Min【写真】確かな自信を持つユン・チャンミン。日本と韓国の架け橋になれる有望株だ(C)MMAPLANET

6日(金・現地時間)にマレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナで開催されるONE105「Mark of Greatness」。今大会でユン・チャンミンがONEで4連勝を目指しフィリピンのロディアン・メンチャベスと戦う。

格闘代理戦争2ndシーズン優勝から、ONEへステップアップを果たしたユン・チャンミン。今大会は当初、欧州ムエタイ界の強豪ファビオ・ピンカと対戦予定あったが、急遽対戦相手が代わった。

韓国人で急激に注目度が上がっているONEにはRoad FCやTOP FC、Angel’s FightからONEを目指す選手が増えている。そんななかいち早くONEとの契約を果たしてたチャンミンに試合前の心境を尋ねた。そこには格闘代理戦争へ強い愛着を持つチャンミンがいた。


──ロディアン・メンチャベスとONEチャンピオンシップ4試合目を戦います。今の調子はどうですか。

「いつだってONEで戦うことを幸せに感じています。今回も変わらず、凄くエキサイトしているしハッピーです」

──今、ONEで3連勝中ですが、昨年末に格闘技代理戦争3rdシーズン決勝大会のシングルマッチで木下毅顕選手に壮絶なKO負けを喫しました。その後のチャンピンを見ていると、あの試合で得るモノが多かったのではないかと感じていました。

「その通りです。あの敗北は一番大切なレッスンになりました。試合で自信過剰になってはいけない。そして、相手を過小評価してはならない。この2つを学びました。あの試合はプロでなくアマチュアの試合でしたが、自分にとって最も大きな舞台でした。そこで敗れ、それまでの人生で一番の深い悲しみを味わった試合になったんです。だからこそ、人生で一番大切な学びとなりました。

あの試合を経験したことで、戦士はどれだけ小さな戦いでも敗れると死んでしまい挽回のチャンスはないと思うようになりました。だから、どのような状況でも対戦相手を尊敬して戦うように心がけています」

──今回の試合は当初、欧州最高のムエタイ戦士ファビオ・ピンカと彼のMMAデビュー戦として戦う予定でした。

「試合のオファーは、これまで1度として断ったことはありません。誰が相手でも戦う準備はできています。ただし、試合の準備期間が短いことで指導をしてくれるキム・ドンヒョンさんから許可が下りないかもしれないという点は心配でした。

韓国では指導者の同意がなければ、試合を受けることはできません。そしてキム・ドンヒョンさんは、『戦えると思うならやるべきだ』と言ってくれました。ファビオ・ピンカという世界最強のストライカーと戦えることが嬉しかったですし、最高のチャレンジだと思いました。

自分のキャリアはまだ本当の打撃選手と戦ったことがありません。だからピンカを相手に自分を試したいと思っていました。自分の打撃、そして自分のMMAを。

なんといってもピンカという偉大なムエタイ・ファイターがMMAに挑戦することに敬意を払っていたので、本当に戦いたかったです」

──それがメンチャベスに対戦相手が代わってしまいました。

「対戦相手が代わるという連絡を貰った日は、朝からもの凄い雨が降っていたんです。そんな時に試合について連絡が入った。『これは何か、嫌なことだぞ』って思ったんです。あの直感が当たってしまいましたね。

ピンカとの試合に向けて必死にトレーニングしていたので、とても残念でした。と同時にピンカもこの試合を向けて必死に練習してきたはずです。自分はこれでもONEで3連勝しています。そういう相手と初めてのMMAを戦うのだから、彼も強い想いでいたはずなのに……そうですね、試合がなくなったことに怒りを覚えることはなく、ただ残念なこととピンカを気の毒に思っていました」

──そしてメンチャベスと戦うことになりました。

「すぐに過去の試合をチェックし、思った以上にウェルラウンダーで強い、正直なところ驚きました。そして、すぐにハードトレーニングに戻ったんです」

──メンチャベス戦ではどのような試合をしたいと思っていますか。

「メンチャベスは距離を取って戦ってくるだろうと予想しました。でも、それこそが自信過剰になっている表れでした。今はどんな手を使ってもフィニッシュする。そういう想いでケージに向かいます」

──現在、ONEチャンピオンシップは元ROAD FC王者、そして元TOP FCチャンピオンがウォリアーシリーズなどを経て戦うようになっています。

「自分が昨年、ONEと契約すると決めた時に友人、家族、チームメイトの全員から『止めろ』と言われました。これは事実です。当時、韓国ではONEは一度でも退屈な試合をすると干されて、リリースされることすらあるという風に思われていたんです。

でも7月にマニラを訪れ、秋山選手と一緒にチャトリ代表とランチを食べた時にチャトリ代表のビジョン、プランを聞き、ONEは絶対に大きくなると確信できました。だから周囲の声に耳を傾けることなく契約したんです。もし彼らの言っていることが事実だったとしても、自分は退屈な試合をすることは絶対にない。その自信はありました。なので何も心配することなくサインできました。

あれから1年半近くが過ぎ、皆が『チャンミン、どうやったらONEで戦えるようになる? 』と尋ねてきます。自分はそうなる前からONEの一員になっていたことを光栄に思い、誇りを持っています。今やロードFC、トップFC、Angel’s Fightの選手がONEと契約するようになりましたが、自分がONEで一番の韓国人スターになることを約束します」

──そんなチャンミンをONEで戦う前から応援している日本のファンにメッセージをお願いします。

「今、自分は多くのファンがいてくれて、応援してもらっています。それは日本から始まりました。どれだけ自分が日本の皆さんに感謝しているかは言葉で言い表すことはできません。自分のハートは永遠にAbema TVの格闘代理戦争と共にあります。格闘代理戦争の一員であり、格闘代理戦争の卒業生であることを誇りに想い、ONEチャンピオンシップのチャンピオンになります」

■ONE105対戦カード

<ONE Super Seriesキックボクシング世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ワン・ジュンウァン(中国)

<ONE Super Seriesキックボクシング世界バンタム級王座決定戦/3分5R>
アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
ジャン・チェンロン(中国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジヒン・ラズワン(マレーシア)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ダンテ・シーロ(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
グルダージャン・マンガット(カナダ)
リース・マクラーレン(豪州)

<キックボクシング・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)
エリアス・マムーディ(アルジェリア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ムハメド・アイマン(マレーシア)
チェン・ルイ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ティオル・タン(米国)
キム・ウンギョン(日本)

<72キロ契約/5分3R>
ロディアン・メンチャベス(フィリピン)
ユン・チャンミン(韓国)

<ムエタイ・ラフイ級/3分3R>
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)
内藤大樹(日本)

<女子フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ソバンナリー・エム(米国)
ハイアニ・バストス(ブラジル)

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