【ZFN03】2026年は6大会がFight Passで配信のZFNで、河名マストがパク・チャンスと生き残り合戦
11月15日(土・現地時間)に韓国はソウルのコリョ・テハッキョ(高麗大学)ファジョン・チュユックァン(体育館)でZFN03が開催され、メインに河名マストが出場しパク・チャンスと対戦することが決まっている。
Text by Manabu Takashima
河名にとって今回が3度目のZFN系大会の参戦となる。まず昨年12月にZFN02に出場し、ユ・ジュサンのUFC契約への生贄となった。そして今年の7月に人材育成大会=ZFN ORIZINの第2回大会でチェ・ソンヒョクをワールドで下し、河名は韓国で初勝ち名乗りを受けている。
対するパク・チャンスはキャリア8勝2敗1分、Double GFCで暫定フェザー級とライト級の二冠王となっている。そのライト級王座は日本の岩倉優輝を破って獲得しており、Black Combatでは中村大介にも勝利、日本人対決は2戦2勝だ。
J-MMAとの繋がりでいえばGladiatorフェザー級王者パン・ジェヒョクと上記のDouble GFCフェザー級暫定王座決定戦を戦い、判定勝ちを収めている。
ZFN参戦は河名と同じく第2回大会で、ユン・チャンミンとドローだった。今年4月のZFN ORIZIN旗揚げ戦ではRoad FCで3連勝という新鋭のキム・シワンと68キロ契約で戦い2Rにバックマウントからパウンドアウトしている。直後に原口伸をコールアウトしたが、Road FCとZFNの交流も一区切りついたのか、同じレスリング出身でRoad to UFCベテランでもある河名戦が実現することとなった。
打撃が使えて、ケージジェネラルシップというべきテイクダウン&コントロールで試合を支配できるパク・チャンス。河名としては打撃戦を避けず、それでいて乾坤一擲というべき賭けのような打撃戦をせずに、如何にスムーズにレスリング&コントロールの削り合い=オアシスに持ち込むことができるか。
パク・チャンスの強みに対して、より強さを持っている河名だけにスマートな試合展開で、実績を狩りに来る相手を迎え撃ってほしい。
なおコメインでは今年のRoad to UFCフェザー級で準決勝敗退に終わったユン・チャンミンの再起戦も組まれている。対戦相手は第1回大会でユ・ジュサンに判定負けしているブラジリアン=ヘイナウド・エクソンだ。
2026年はUFC Fight Passの中継料も増え、年間6イベントの世界配信が決まっているZFN。UFCと強いパイプを持つコリアンゾンビとはいえ、簡単に世界最高峰に辿り着くことなどできない。チャンスの数だけ、乗り越えなければ経験試練が増えるとういこと。来るべき2026年に向け、今大会フェザー級で熾烈なサバイバルウォーの戦い火蓋が切って落とされようとしている。






















