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【Pancrase311】南アから脅威、再び?! 秋葉太樹と対戦、ルサンド・ビコ「ボカンとはスタイルが違う」

Biko【写真】公式発表ではボカンより背が低いことになっているが、本人は「ボカンの方が少し小さい」と断言していたビコ (C)PANCRASE

5日(木)、東京都新宿区のHIDE’S KICKで8日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase311に出場する3人の外国人選手の公開練習と囲み取材が行われた。

ここでは南アフリカの脅威再び──秋葉太樹と対戦するルサンド・ビコの質疑応答の模様をお届けしたい(※要約)


Biko boxパッディングではミットの位置が目線よりかなり高く、公称150センチの身長だけに常に自分よりも長身の相手を想定して練習していることが伺えたピコ。

さらに柔道がベースのビコが、投げを見せてほしいという取材陣のリクエストに応えて見せたなかで、ひと際印象的だったのがアームドラッグで体を密着してからの大腰だ。パッティングの際中でもパンチで相手をのけぞらして、ニータップという流れを見せていたように相当に打撃&レスリング、そして柔道という立ち技の融合ができているようだ。

──日本は初めてですか。

「実は2回目なんだ。初めてやってきたのは2015年で、アフリカ選手権の前に南アフリカのナショナルチームとして東海大学で柔道の練習をしたことがある。日本は本当に美しい国で、皆が親切でこの国の文化も大好きだよ」

──格闘技歴はその柔道が中心なのですか。

「柔道は7歳からやっていて、2015年からMMAを始めた。柔道は……そうだね1996年から2017年までやっていたよ。ただ僕の柔道家生活は山あり谷ありだった。それでも南アフリカのチャンピオンには複数回なっているし、ゾーン6チャンピオンシップ、コモンウェルズ選手権でも優勝した。でも僕が南アフリカでトップ柔道家だったとは思っていない。タフな相手がたくさんいたからね。

今はMMAにフォーカスしている。柔道は楽しむだけで、続けていても将来がなかった。だからMMAに転向したんだ。2015年、まだ柔道もやっていたけどアマMMAの試合に出て、このまま続けようと思ったんだ」

──南アフリカの選手では、ボカン・マスンヤネがパンクラスで大きなインパクトを残しました。

「ボカンは良いファイターだし、良い人間だ。パンクラスのこともボカンから聞いて、僕も戦ってみたいと思ったんだ。ボカンのファイトも見たけど、良い試合だった。でも僕は僕、彼は彼。それぞれの戦いをするだけだよ」

──どういう試合を見せたいですか。

「柔道、柔術、キック、ボクシング、自分の持っている技術、全てを見せたい」

──柔道の技も狙っていますか。

「その機会が訪れたら、柔道の技も使うよ」

──柔道の技をいかにMMAに活かすのでしょうか。

「僕が柔道をやっているとき、柔道をMMAに生かすなんてことは考えていなかった。でも、柔道の体の使い方は世界でベストだし、ものすごくMMAでに有効だよ」

──柔道から転向して、MMAを戦うことで最も困難だったことは?

「ボカンとデビュー戦で戦い、彼は僕より小さいから柔道の技が仕掛けづらかったことかな(笑)。それまでずっと自分より大きな選手と戦ってきたからね(笑)」

──柔道技もMMAで使えるということですが、MMAファイターとして一番得意な攻撃は何になりますか。

「MMAでは? アハハハ、大外刈りが好きだよ。それとスピニングエルボーかな。それでKOできるってことでなく、使うのが好きなんだ」

──ボカンはパンクラスで1試合戦っただけでONEへ行きましたが、ルサンドもそういうプランがあるのでしょうか。

「将来はパンクラスでたくさん試合をしたいと思っているけど、今は日曜日の試合に集中しているよ」

──では秋葉選手の印象を教えてください。

「試合の映像を見たけど、良い選手だ。僕にとってチャレンジになる。そのためにやって来たからね」

──どのような試合をしたいと思っていますか。

「KOできれば最高だね。日本で初めての試合だけど、僕が愛しているモノを絶対に日本の皆に見てほしい」

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