【Pancrase311】暫定ストロー級QOP決定戦調印式。藤野に挑むチェン・ヒョンジ「私の方が若いので──」
【写真】ベルトを挟んで藤野✖チェン・ヒョンジ。韓国のファイターは、男女ともこのヘアスタイルが多いような…… (C)PANCRASE
5日(木)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で8日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase311において、暫定ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト王座決定戦を戦う藤野恵実とチャン・ヒョンジのタイトル調印式が行われた。
「ビックリするくらい色々な方に盛り上げていただいて。去年したタイトルマッチを今年もさせてもらえるとは思っていなかったのですが……。12月8日は藤野がチャンピオンになる日と色々なところで言われプレッシャーを与えられているのですが、それをするつもりで試合に挑みます。集大成で終わらせるつもりはないですけど、今までやってきたことは全部出して勝ち抜きます」とまずは藤野が挨拶。
続いてチャン・ヒョンジが「タイトルマッチという重いファイトに向けて、凄く練習もしたし経験も重ねてきました。勝ち負けは抜きにして、練習してきたことが全て出せれば良いと思います」とコメントした。
ここでは実力未知数、ほぼ露出もなかったチャン・ヒョンジの質疑応答の模様をお伝えしたい(※要約)。
──対戦相手の印象を教えてください。
「肉体的にも精神的にも凄く強い選手だと思います」
──準決勝がなくて決勝進出になりました。そこについてどう感じていますか。
「運が良かったかもしれないですが、試合を戦っていても私が間違いなくこの試合に出場していたはずです」
──相手の体重オーバーで試合がなくなった時は、どのような気持ちでしたか。
「試合ができなかったことは凄く悔しかったです。私は日本に試合に出るために来たので……」
──この試合はキャリアに勝る藤野選手が優位だと思われている状況をどのように感じていますか。
「試合はやってみないと分からないので、そういう風に言われていても私はそれほど気にしていないです。自分の力を試合で全て出して戦います」
──藤野選手より上回っている部分はどこだと思っていますか。
「私の方が若いので体力も打撃も負けません」
──では、どのような試合をしたいですか。
「相手がいることなので、練習したことが全て出せるとは思っていないです。でも、相手の動きに反応して戦います」
──理想的な勝ち方は?
「打撃を主体に戦いたいですが、グラウンドにいっても負けません」
──ベルトを獲るためにキーポイントは?
「藤野さんが言ったように全てが整っていないと勝てないと思っています。気持ちも含め、負けられないです」
──ベルトを獲るということに対して、どのような想いでいますか。
「初めてタイトル戦ですが、ベルトを獲ってもゴールでなく始まりだと思っています」
──2019年パンクラス最後の試合です。ファンにどのような試合を見せたいでしょうか。
「メインなのでファンが失望しない試合をします」
※なお質疑応答の終盤に坂本靖氏より、ヴィヴィアニ・アロージョはベルトを返上の方向にあるという報告があった。