【ONE106】年明け早々大勝負、高橋遼伍✖タン・リー!! 三浦彩佳&草原の剛腕ゾルツェツェグも出場
【写真】これは年明け早々、ONE日本人ファイターとして大勝負(C)MMAPLANET
4日(水・現地時間)、来年1月10日にタイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE106「A New Tomorrow」の対戦カードが発表された。
メインはロッタン・ジットムアンノンがONEムエタイ世界フライ級王座の防衛戦をジョナサン・ハガティ相手に行い、セミではスタンプ・フェアテックスがプジャ・トマールを相手にMMA4戦目を戦う。
トマールは9月にムエタイ・ルールでビー・ニューウェンと互角の勝負の末にスプリットで敗れており、MMAではプリシラ・ガオールに勝利もジヒン・ラズワンに一本負けを喫している選手だ。ニューウェンはMMAでスタンプに完敗を喫しており、スタンプにとっては王座挑戦最短距離を目指すうえで勢いをつけるためのファイトといえるだろう。
ロッタン&スタンプ噂のカップルが揃い踏みとなる同大会には日本から高橋遼伍が出場、タン・リーとのマッチアップが決まった。5月のONE初陣ではケアニ・スッバが自らのローで足首を負傷した結果TKO勝ちを手にした高橋は、7月にプロ修斗の凱旋マッチをローで完勝して以来のファイトとなる。
高橋にとってキャリア最強の相手といっても過言でないリーはベトナム系米国人で、テコンドー一家に育ちLFAからONEにステップアップしてきた。ONEではユーサップ・サーデュラエフをミドル気味のヒザ蹴り、朴光哲を右フックでKOし──フェザー級で最も勢いがある選手といえる。高橋としては、同門の先輩=朴の敵を討ちたいリベンジファイト、やはりカギの握ってくるのはローキックといえるだろう。
また三浦彩佳はONE3戦目の相手がブラジルのマイラ・マザールとなった。
本来11月のシンガポール大会でティファニー・テオと戦う予定だったマザールは、2カ月遅れでONEデビュー戦を三浦と戦う。マザールの戦績は6勝2敗で、敗北の1つは現UFC世界女子ストロー級王者のジャン・ウェイリに勝利を献上している。三浦にとってONEで初めてタフファイトになる可能性がある──つまり女子ストロー級王座を狙う三浦にとって実力を証明する──チャンスといえるマザール戦だ。
またONEで勢力拡大が見込まれているモンゴルから、ウォリアー・シリーズを経てシネチャグタガ・ゾルツェツェグが本戦デビューを迎える。対戦相手のマー・ジャワンはサゲッダーオ・ペットパヤータイをテイクダウン&コントロールで(判定が覆り)下している中国人ファイターだ。マーに対し、草原の剛腕が火を噴くのか。非常に楽しみな、そして日本勢として要警戒が必要な選手がいよいよベールを脱ぐ。