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【Shooto】猿田洋祐が修斗世界ストロー級王座を返上。ONEストロー級王座奪回に集中

Saruta【写真】猿田の目標はONE世界ストロー級王座奪回、ただ一つだ (C)MMAPLANET

1日(日)、Sustainより修斗世界ストロー級チャンピオン猿田洋祐が11月30日付で同王座を返上したことが発表された。

Yosuke Saruta猿田は2017年10月に澤田龍人との同王座決定戦で勝利して王者になると、2018年5月に村田一着を破り初防衛に成功。同年12月にONEチャンピオンシップと契約し活躍の場はアジアに転じていた。


ONEでは今年の1月にジョシュア・パシオを破り、2戦目で早くも世界ストロー級王座に輝いたものの4月にパシオにリベンジを許して王座陥落。10月の日本大会には修斗チャンピオンとしてパンクラス同級王者の北方大地をTKOで破っていた。

今回のリリースには猿田の返上理由が以下のように記されている。

猿田洋祐
「この度、防衛期限内にタイトル防衛戦を行う事が難しくなり、世界ストロー級のタイトルを返上させて頂く事となりました。

格闘技を始めてから修斗のベルトを目標にしてきましたが、自分の腰に巻くまで10年を要しました。怪我で思うように試合が出来なかったり、何度かチャンスを頂いてもなかなか自分のものに出来ず、諦めかけた事もありました。苦労してチャンピオンになった分、このベルトに対する思い入れは誰よりも強いと思っています。また修斗のベルトを巻けた事で全ての事が変わったし、変えられたと思っています。ONE Championship参戦へと繋がったのもこのベルトのお陰でした。

修斗の世界王者になる事で周りの環境など様々な事が変わり、選手としても確実に大きく成長させてくれる。これからこのタイトルを目指す選手の皆さんには、この流れを更に大きなものにできるよう期待したいです。そして修斗での素晴らしい経験を経て、修斗、またはONE Championshipの舞台で戦える事を楽しみにしています。

これからはONE Championship世界ストロー級王座返り咲きを第一目標として活動していきます。来年4月に予定されている日本大会でのタイトルマッチ実現に集中していきます。ベルトは返上しますが、修斗を代表して世界と戦う気持ちに変わりはありません」

改めてONE世界王座返り咲きを誓う猿田。4月のタイトル挑戦が実現するのか。それまでに1月か2月に試合が組まれることもあるのか。結果を残している選手だけに、ONEでの次戦が早々に決まることを願いたい。

また今年1月の修斗とONEのパートナーシップが結ばれて以来、修斗世界王者(※他プロモーションと契約のない選手)はONEと契約するという既定路線が存在しているが、現状ONEで既に戦っているチャンピオンはバンタム級の佐藤将光とウェルター級のエルナニ・パルペトゥオ。この両者の持つ修斗の頂点となるベルトの行方も──同階級で戦う選手にとっても──気になるところだ。

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