【Bellator】堀口恭司がバンタム級王座を返上。スコット・コーカー「全治後、即タイトル戦」を明言
【写真】ベラトールとRIZIN、堀口が二本のベルトを返上した (C)BELLATOR
27日(水・現地時間)、Bellatorよりベラトール世界バンタム級王座を返上することが発表されている。
日本時間の28日、午前3時29分に届いたベラトールからのリリースで堀口のベラトール・バンタム級王座返上が明らかとなり、午前10時にはRIZINからRIZINバンタム級王座を承諾したというプレス発表があった。
堀口は今年の6月14日にニューヨークMSG大会でダリオン・コールドウェルを5R判定で下し同王座を獲得後、8月にRIZINで朝倉海に敗れ31日の大晦日の再戦を──右ヒザ前十字靭帯の断裂と半月板損傷の手術を行うことで欠場が決まっていた。
11月7日に手術を行い、全治10カ月の診断をうけていたことでRIZIN王座の返上を申し入れていたが、ベラトールも同様に返上する運びとなった。
堀口のタイトル返上に関して、ベラトールのスコット・コーカーCEOは「キョージのヒザのケガに関して、私は非常につらかった。しかし、武道の精神を持つ本当のチャンピオンである彼はタイトルを返上し、不在中にもバンタム級が前に進むよう選択した」とリリースにコメントを寄せ、「彼が完治した際には即座にタイトル挑戦の機会を与える」と結んでいる。
日本人男子初の北米MMAメジャー王座獲得の金字塔を成し遂げた堀口。ヒザの靭帯というその後のキャリアに大きく影響する箇所の手術には大きな決断が必要だったはず。今はJ-MMA界の至宝には、リハビリに専念してほしいところだ。