【写真】福島をも秒殺するようなことがあれば、ユ・スヨンは一気にバンタム級トップ戦線入りだ。対して、福島も勝てばゲインの大きな試合となる (C)MMAPLANET

27日（水）、パンクラスより昨日の堀江圭功✖内村洋次郎に戦に続き来年2月16日（日）に東京都江東区・新木場スタジオコーストで開催されるPancrase312 の対戦カードが発表された。

今回アナウンスされたのは、バンタム級3回戦＝福島秀和✖ユ・スヨンの一戦だ。

韓国柔術界の強豪という触れ込みで11月のPancrase310に初来日を果たしたユ・スヨンは強烈な右フックで大橋悠一を僅か13秒でKOし衝撃のパンクラスデビューを飾っている。

試合前の期待度を考えると──思わぬ拾い物感すらあったユ・スヨンのインパクト溢れるKO勝利。今後パンクラス・バンタム級の起爆剤になれる可能性もあり、間髪入れずの再来日はクリーンヒットだ。

一方、福島にとって国際戦は2015年10月のビクター・ヘンリー戦以来、実に4年振りとなる。キャリア10勝2敗1分、さらに4連勝中と右肩上がりにあった状態で初の国際戦となるヘンリー戦を迎えた福島だったが、その圧力の前に初回でギロチンに屈ししてしまった。その後、トップ入りを賭けた試合を落とし中堅の位置に落ち着いてしまっている関西の実力者は、春日井たけし戦の敗北からの再起戦が今回のユ・スヨン戦となった。

いってみれば福島はアンダードッグ、ユ・スヨン売り出し作戦に担ぎ出された形だ。だからこそ、この一戦は再浮上の最大のチャンスとなるという見方が成り立つ。