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【Lemino Shooto09】山内渉と対戦、シモン・スズキ「お互い引かずに打ち合って、僕はMMAを見せる」

【写真】計量は落ち着いた表情だが、試合は熱く――シモン・スズキ(C)LEMINO SHOOTO

19日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto09。同大会でシモン・スズキが、山内渉と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

7月のシンバートル・バットエルデネ戦では1RにRNCを極めて一本勝ちを収めたシモン。これでデビュー3戦目の初勝利から7連勝となり、山内との一戦を迎えた。修斗のタイトル、そしてRoad to UFCへの出場を目指すシモンにとって、今回の山内戦はターニングポイントになる試合だ。そんな一戦を前にシモンは「いつも通りに行って、勝つ感触でいる」と語った。


丈君をはじめ、KNOCK OUTでUNLIMITEDルールをやっている選手……そういう人たちと練習していると気持ちが強くなって

――7月のシンバートル・バットエルデネ戦は見事な一本勝ちでしたが、あの試合から振り返っていただけますか。

(C)TAKUMI NAKAMURA

「お互いに気持ちを作って挑んだと思うけど、すぐに終わっちゃったって感じですかね。で、最終的に自分が勝ったからいいかな、と。シンバートルは強い選手で、計量も順調にいっていると言っていた割には、なんか仕上がっていない感じがしたんですよね。だから試合をやっていて、そこまで強いとは思わなかったです」

――実際にコンタクトしてみると、力強さは感じなかったですか。

「そういうことですね。僕が想像していた以上に下だったし、そこまでプレッシャーも感じなかったです。安心して一本取りに行けた感じでした。本当は殴りに行きたかったけど。ちょうど首が空いたので、そのまま一本取りに行きましたね」

――どうしてもシンバートルのバンタム級時代の強い印象があったので、見ている側としてもフライ級での試合ぶりが意外だったことは否定できません。

「僕もシンバートルはめっちゃ強いイメージがあって、『こいつはヤバいな』と。俺が人生で初めて試合で面食らうんじゃないかと思って、そのぐらいの気持ちを創っていたんですよ。打ち合う気満々で行きます、みたいな。ただ計量の時に正直気づいちゃって――なんかシンバートルが頑張っている。調子が悪いのに『俺はヤンキーだ、俺は強いぞ』みたいな雰囲気を出してきているな、っていう感じがしたんですよ。それでなおさら自分に自信を持って、試合当日を迎えて準備できたと思います」

――フィニッシュについては、パウンドアウトではなくサブミッションでも勝てるように、しっかりと練習しているということですか。

「僕、組みというかケージ際のああいう場面は強いと思っているんですよ。練習中に極めたりもするし、練習通りに行けたと思います。ただ、そういう作戦を立てていたかと言われたら、そんなことなくて。作戦的には打ち合う予定だったんです。打ち合うなかで、どっちが先にテイクダウンに入るか=気持ちが折れるか、みたいな。そうしたら向こうが先にテイクダウンに来たので、『コイツは気持ちが折れている』と思いましたね」

――試合中は冷静だったのですね。

「いつもの自分の感じでしたね。スパーや練習でやっている、強いヤツとやるときの感触のままで行けました。それこそ新井丈君は打撃が強いんで、普段からめっちゃ緊張感を持って練習しているし、そのおかげで試合の緊張にも慣れたと思います」

――それだけ普段からHEARTSで厳しい練習をやっている成果が出た、と。

「HEARTSのメンバーはみんな打撃ができるし、ガチモンのストライカーと比べたら、僕はどちらかというとグラップラーだと思うんですよ。ビビらずに打ち合ってテイクダウンを狙うというのがHEARTSに入ってから僕の課題で。でも丈君をはじめ、KNOCK OUTでUNLIMITEDルールをやっている選手……そういう人たちと練習していると気持ちが強くなって、それが試合に出たかなと思います。

自分から打撃で攻めると、シンバートルはテイクダウンを狙ってきた。これこそシモンが目指しているファイトスタイルか(C)TAKUMI NAKAMURA

あと試合には生き方も出ますよね。大沢(ケンジHEARTS代表)さんからも『なあなあの生き方をしていると試合にも出るぞ』とよく言われていて。僕も試合を重ねてきて、練習だけじゃなく生き方も大事だなと思うようになりました」

――シモン選手にとっては一戦一戦が自分の身になっているようですね。

「試合ではあまり打撃の面を見せられていないですけど、自分の中ではちょっとずつ掴めているものがあるし、組みの面での我慢強さとかメンタルなところは身についてきたかなと思います。試合を重ねることによって戦い方も色々と変わってくるし、どの試合でも気持ちを作ることが出来て、常に前の試合よりも気持ちを作って戦えている。前々回の試合は対戦相手の饒平名知靖選手は、僕より実績がちょっと下だったので、あまり気持ちが乗っていなかったです。でもそういう時にこそどうやって勝つかを色々と考えて、それが自分のプラスになり、自信を持ってシンバートル戦に臨めたんだと思っています」

山内選手を倒したら僕もRTUに行ってもいいってことになると思うんですよ

――今大会では山内渉選手と対戦が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境を教えてください。

「いやあ、『来たな!』と思いましたね。Lemino修斗は日本人同士の上位ランカー対決って、そんなに多くなかったと思うんですよ。『日本のトップ選手が海外の選手に挑む』みたいな大会の感じで。だから山内戦の話を聞いて僕はめっちゃ燃えたし、心が熱くなりましたね。山内選手は普段は優しい人だけど、対戦するとなったら、本当に覚悟を決められる人だと思うから。絶対に山内選手と僕は噛み合うし、これは面白い試合になると思ってオファーを受けました」

――シモン選手にとっては次のステップにいけるかどうかの重要な一戦になります。

「僕、それずっと言われているんですよね……。シンバートルに勝っても何もなかったので、マジかよと思って(苦笑)」

――シンバートル、山内選手に勝てば自分の立ち位置というかポジションを明確にすることが出来る試合かなと思います。

修斗ではシモンのほうがランキング上位。山内はRTU出場経験あり。どちらにも相手を倒さなければいけない理由=立ち位置がある(C)LEMINO SHOOTO

「そうですよね。だからお互いに気持ちの入った試合になると、結構楽しみにしています。山内選手は過去にRoad To UFCにも出ているじゃないですか。僕もRTUには出たいし、山内選手を倒したら僕もRTUに行ってもいいってことになると思うんですよ。僕はいつも通りに行って勝つ感触でいるので、今回もしっかり勝っていきたい。面白い試合して勝ちたいです」

――RTUの話も出ましたが、シモン選手の今後の展望を聞かせてください。

「自分は修斗に出ているので、修斗のベルトを獲ってからRTUに行きたいと思います。最終的には平良達郎選手みたいに、僕もUFCのトップどころで活躍して、UFCのベルトを取りに行きたいです。いずれUFCのベルトに絡めるように、自分をそこに向けて作っていく。今回も試合に向けて追い込み、しっかり勝って、またそこから色んな面で追い込む。それを続けていけばファンも増えると思うので、ファンの応援に応えられるように頑張っていきたいです」

――最後にファンの皆さんへメッセージをいただけますか。

「山内選手も気持ちが強くて前に出てくる選手なので、激しい打ち合いになると思います。お互い引かずに打ち合って、僕はMMAを見せていきたいので、僕らのハートに注目してください。コメインなので絶対に盛り上げます!」

■視聴方法(予定)
10月19日(月)
午後6時~ Lemino

■Lemino Shooto09 計量結果

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026決勝/5分3R>
齋藤奨司:61.15キロ
野瀬翔平:61.15キロ
(C)KLEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
山内渉:56.65キロ
シモン・スズキ:56.55キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
倉本一真:61.5キロ
パク・チウ:61.45キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
カイル・マヨッキ:61.5キロ
吉野光:61.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
中島陸:—
須藤拓真:61.2キロ
※中島陸が減量中に体調不良のため救急搬送され、診断の結果ドクターストップに。試合も中止となった
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
岡田嵐士:56.7キロ
打威致:56.4キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
杉本静弥:56.6キロ
鈴木尊:56.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フェザー級/5分2R>
シャランディ:65.7キロ
吉澤ジョアン英司:65.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フェザー級/5分2R>
岡田達磨:65.55キロ
有馬鉄太:65.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

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