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【Lemino Shooto09】山内渉、シモン・スズキ戦へ「もっと格闘技をスポーツ的にやって勝つ」

【写真】前日計量をクリアした山内。2年振りの国内対決に臨む(C)LEMINO SHOOTO

19日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto09。同大会で山内渉が、シモン・スズキと戦う。
Text by Takumi Nakamura

2025年5月のナムスライ・バットバヤル戦以降、国際戦が続き、勝ちと負けを繰り返していた山内。前回8月のJJ・ジョーンズ戦では左ボディを効かせてからのパウンドアウトで勝利を収めた。

ここ数戦で山内は考えながら戦うこと、フィニッシュまでの組み立てを意識するようになったという。今回のシモン戦の先に修斗での世界王座奪取を見据えている。


相手の動きに対して『こうした方がいい』と考える余裕ができてきました

――試合まであとわずか。シモン・スズキ戦に向け、どのような形でファイトキャンプを終えることができましたか。

(C)TAKUMI NAKAMURA

「相手の対策も含めて、怪我なく万全に追い込みができたかなと思います」

――前回8月のJJ・ジョーンズ戦は左ボディでダウンを奪い、パウンドアウトで勝利しました。

「結果的に倒せたけど、思い描いていた作戦や戦い方とはちょっと違ったかなと思います。相手が思ったよりもガツガツ来たので。ただ今回シモン選手と試合が決まったので、シモン戦と同じようにガツガツ来る相手を体験できたことは良かったです」

――山内選手としては、もっと綺麗に戦って倒すことを想定していたのでしょうか。

「あんなに試合開始から勢いよくガチャガチャ来ると思わなくて、ちょっと頭の中でびっくりしたところはありましたね。それで自分がやりたいこととは違う動きになったかな、と」

――その中でも慌てることなく冷静に対処は出来たのですか。

「そうですね。足関をやってきた時には驚きましたけど、それ以外は大丈夫でした」

――ジョーンズの過去の試合映像を見て、足関節を仕掛けてくることは頭にありましたか。

「いや、事前の映像がなくて『どんな選手なんだろう?』と、あまり相手のことが分からないままだったので、試合が始まってからの感じを見てやろうと思っていたこともあって、びっくりしてしまった……みたいなところですね」

――フィニッシュは左ボディを効かせてからのパウンドアウトでしたが、試合中にボディを効かせられる感覚はあったのでしょうか。

右アッパー→右ボディ→左ボディと打ち込みKOした前回のジョーンズ戦(C)MMAPLANET

「本当はアッパーを狙っていたんですよ。相手はガードが結構高くて、ストレートを当てようと思ったら腕が邪魔だったんです。それで相手のジャブを避けて、アッパーを当てようと思っていました。そうしたら相手が縦ヒジで来て、やばいと思って避けたら腹が近かった。それだったら腹を打って顔につなげようと思って、腹を打ったら思ったよりも効いていたので、ボディで倒そうと思いました」

――相手の動きを見ながらボディを効かせることができた、ということですね。

「ボディは咄嗟に出た部分ではあるんですけど、相手の動きを見ながら、やりたいことはできたかなって思います」

――山内選手は国際戦が続いており、勝ち負けを繰り返している状況です。そのなかで学んだことは?

「ここ数戦は勝ったり負けたりですけど、少しずつ――さっき話したみたいに、相手の動きに対して『こうした方がいい』と考える余裕ができてきました。今まではただただ“殴る”ような感じで、頭の中が単純だったというか。全部感覚でやっちゃっていて、相手の癖を見て攻撃したり、『これを当てるためにこれを狙う』とか全然考えていなかったんですよ。でもここ数戦でちょっとずつ、そういったことを考えるように意識するようになって、頭に余裕ができてきたかなと思います」

――同じKO勝ちでも、過去の試合と最近の試合でKOの中身がだいぶ変わってきた、と。

「そうですね。昔のKOは『これが当たりそうだから当たる』とか『殴ったら倒れた』みたいな感じでした。ここ最近のKOは『相手がこれを狙っているから、自分はこの方向に動いて、次に相手が狙っている技にこれを合わせよう』というKOが出来てきたというか。自分としては大きい成長かなと思っています」

――それこそジョーンズ戦のようにいざ向かい合ってみて分かることが多いのが国際戦ですし、そのような状況での対応力も上がってきたのではないですか。

「対応力というか、僕はもともと緊張する方だったんですよ。だから試合中に余裕がなかったんですよね。頭の中が『こいつを殴り倒す』ということだけになっちゃって。今は試合中に落ち着くようにして、練習の感覚でいくようにしてから、そんなに緊張もしなくなりました。相手のことがよく見えるようになった感じですね」

ちゃんと試合を組み立てた上でのKOを積み重ねて、次につながる試合をやっていきたい

――今回対戦するシモン選手の印象を教えてください。

「ガッツがあって、気持ちが強い選手だなと思います」

――最近の試合ではフィニッシュも目立つシモン選手ですが、基本的には粘り強さが一番の武器だと思います。

「本当にそう思いますね。どれだけ効かされてもどうにかする、勝ちの執念がすごいというか。絶対に気持ちが折れずに、どうにかして勝ちに来る選手だと思います。そういうところは本当に、最後まで1ミリも隙をつくらずに、倒しきるまでやってやろうと思います」

――今回の試合ではどのような勝ち方、フィニッシュを見せたいですか。

「それこそ自分の中で納得いくフィニッシュを狙いたいですね。たまたま当たって倒すのではなく、ちゃんと格闘技をスポーツ的に捉えて、次につながるフィニッシュを狙えたら、すごく成長できるなと思います。もっと格闘技をスポーツ的にやっていきたいですね」

――それこそKOまでの過程を理解したうえでの勝利は、次につながっていくはずです。

「本当に成長具合が全然違うと思いますね。たまたま倒しちゃったKOとちゃんと試合を組み立てた上でのKOは。そういうKOや勝ちを積み重ねて、次につながる試合をやっていきたいです」

――そのような成長も含めて、これから山内選手が目指すものは何でしょうか。

「今は目の前の試合に勝つことが一番ですけど、国内のイベントで何かしらの地位を確立させたいというか。しっかり修斗で頑張って、修斗のベルトを取るという目標を立てています」

――国内フライ級も選手層が厚い階級ですし、そのなかで自分の立ち位置やポジションをしっかり創ることも必要かもしれません。

ランキング4位のシモンを下せば、立ち位置もポジションもハッキリとする。価値のあるサバイバル戦だ(C)LEMINO SHOOTO

「今まではタイトルにつながる試合よりも、違う部分でいいオファーが来たらそっちを受ける感じだったんですよ。でも気づいたら『今の俺には何もないじゃん』と思って(苦笑)。今はちゃんとベルトを獲って、自分の立ち位置を確立させたいです」

――それこそベルトを巡る戦いに飛び込むことが山内選手をさらに成長させると思います。

「はい。ベルトにつながる試合をやることは、自分の成長にもつながる経験になると思っています。それもしっかり踏まえて、次につなげるためにも、目の前の試合を乗り越えたいです」

■視聴方法(予定)
10月19日(月)
午後6時~ Lemino

■Lemino Shooto09 計量結果

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026決勝/5分3R>
齋藤奨司:61.15キロ
野瀬翔平:61.15キロ
(C)KLEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
山内渉:56.65キロ
シモン・スズキ:56.55キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
倉本一真:61.5キロ
パク・チウ:61.45キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
カイル・マヨッキ:61.5キロ
吉野光:61.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級/5分3R>
中島陸:—
須藤拓真:61.2キロ
※中島陸が減量中に体調不良のため救急搬送され、診断の結果ドクターストップに。試合も中止となった
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
岡田嵐士:56.7キロ
打威致:56.4キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
杉本静弥:56.6キロ
鈴木尊:56.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フェザー級/5分2R>
シャランディ:65.7キロ
吉澤ジョアン英司:65.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フェザー級/5分2R>
岡田達磨:65.55キロ
有馬鉄太:65.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

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