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【Pancrase311】金太郎が再起戦で、シウバの同門サイモン・オリベイラ=極め上等のストライカーと対戦

【写真】一発勝負も可能、そのプロセスが見物な金太郎だ(C)PANCRASE

Kintaro vs Oliveira30日(水)、パンクラスより12月8日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase311 で金太郎✖サイモン・オリベイラのバンタム級マッチが組まれることが発表された。

暫定ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト王座決定戦=藤野恵実✖チャン・ヒョンジ、第2のブラックダイヤモンド=ルサンド・ビコ✖荻窪祐輔、上田将竜✖神酒龍一という2つのフライ級戦などが組まれた同大会に、ネクスト・ハファエル・シウバの初来日が決まった。


7月にバンタム級KOPハファエル・シウバに挑み、敗れた金太郎の再起戦はその王者と同じアストラ・ファイトチーム所属のオリベイラに決まった。

(C)ACA

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キャリア19戦16勝3敗のオリベイラはご当地大会といえるアスペラFCからACA(※ACB)でもキャリアを積んできた。

スタイル的にはシウバと違い、指導者としてYouTubeに技術動画をアップするなど、スタンド打撃がベースのファイターで、テイクダウンや柔術を加えたオールラウンダーだ。

アップライト──上体を起こした構えで器用に前足での蹴りを使いこなすオリベイラ。ただし、近距離になるとパンチを被弾することもあり金太郎は一発を当てるために、距離、タイミングを計り、焦れずに勝負できれば十分に勝機はある。

とはいえ打撃ベースながら、その勝利の内訳はKOが5つで一本勝ちが10試合というオリベイラだけに、金太郎が無暗に突っ込むと、テイクダウンからグラップリングという展開に持ち込むことも十分にありえる。

そのうえで金太郎はややはり、打撃勝負が欠かせない。打の圧力を維持しつつ、我慢も必要な金太郎といえるだろう。ともかくパンクラス・バンタム級戦線は絶対王者のシウバが、修斗王者との対抗戦で佐藤将光にKO負けを喫しており、シウバ政権を維持させてはいけない──シウバを倒してパンクラス王者の負けをシウバ個人の負けにする必要がある状況だ。

そのためにも金太郎は、失楽の王者の同門に遅れをとることは許されない一戦となろう。

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