【UFN162】ジョンソンが右ジャブで制したと思われた試合は、3Rにバックを奪ったレイが判定勝利
<ライト級/5分3R>
スティーヴィー・レイ(スコットランド)
Def2-0:.29-28.29-28.28-28
マイケル・ジョンソン(米国)
両者サウスポースタンス。レイが左ローを繰り出す。ジョンソンは右ジャブとロー、レイのダブルレッグダイブをカットする。レイの低いローをバックステップでかわすジョンソンだが、レイの左右ストレートをもらう。右ジャブを突くジョンソンに対し、レイは左ストレートを伸ばす。右ジャブの差し合いは、レイの拳のほうが先に届いた。常に相手の打ち終わりを狙ってパンチを繰り出すレイ。しかしレイが距離を詰めると、ジョンソンも右フックを返す。次第にジョンソンの右ジャブが当たるようになり、続く左が来るとレイは下がってしまう。ジョンソンはパンチを上下に散らしていく。
2R、先にジャブを当てたのはレイ。しかしジョンソンもジャブをヒットさせる。ジョンソンは手数を増やし、右ジャブを上下に散らしていく。レイの右ハイをブロックしたジョンソンは、ミドルからジャブ。さらにレインの右ジャブに左を被せる。顔面から出血が見られるレイは、左ストレートをヒット。ジョンソンはコツコツとローを当てていく。レイはテイクダウンを狙うが失敗。お互いに左ストレートがヒットして一瞬、動きが止まる。右ジャブを中心に、手数で上回るのはジョンソン、それでも決定打を与えることはできなかったが、残り30秒近くでジョンソンのワンツーがヒットする。そして終了間際、レイのロングレンジのパンチに、左ショートを合わせた。
最終R、レイの左ローに、ジョンソンが右ジャブを合わせる。さらに前に出て、右ジャブから左ストレートをヒットさせるジョンソン。レイの左も当たるが、ジョンソンも左ストレートを打ち返す。レイのダブルレッグをカットしたジョンソンは、右ジャブ、ワンツーを放っていく。2分を経過したところで、ついにレイがダブルレッグダイブでテイクダウンに成功。ケージ際でジョンソンの顔面にパンチを浴びせる。亀になって動きが止まるジョンソン。レイはバックに回る。四の字ロックでジョンソンの動きを封じるレイ。バックマウントから左の拳を浴びせ続け、ジョンソンはディフェンス一辺倒に。さらにツイスターを狙い、これがはずれるとヒジ、パンチを試合終了まで打ち続けた。
3Rは明らかにレイのラウンド。1~2Rは右ジャブをヒットさせたジョンソンにつくかと思われたが、判定はレイへ。
判定が下った瞬間、会場の観客も不満の声を挙げていた。