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【ONE101】岡見に勝ったアバソフの挑戦受けるカデスタム「ロシアの支配は終焉、スウェーデンの時代に」

Zebaztian【写真】オープンワークアウトでのゼバスチャン。キック出場も視野に入れるなど、欧州でONEをリードする存在になれるか(C)ONE Championship

25日(金・現地時間)にインドネシアはジャカルタのイストラ・セナヤンでONE101「Dawn of Valor」のメインで、ONE世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムが、キャムラン・アバソフを相手に2度目の王座防衛戦を行う。

アギラン・タニ、そして岡見勇信を破ったアバソフに対して、絶対の自信を持つチャンピオン。「ローで蹴りまくる」と言うように自らのストライキングに絶対の自信を持つ。その立ち技のみの試合が組まれるONEのスウェーデンにおける認知度などを尋ねると、彼自身が立ち技マッチに臨む気持ちがあることを明らかにした。


──アバソフ戦に向け、調整は順調でしたか。

「ストックホルムのパンクラスジムで、しっかりと時間をかけて調整してきたから万全の準備ができたよ。ジャカルタはタイトルを獲得した思い出の場所だから、今回はもう少し僕への声援が増えることを願っている(笑)。金曜日はきっと良い夜になるよ」

──5月にアバソフは岡見勇信選手を破り、挑戦権を手にしました。

「ユーシン・オカミは素晴らしいファイターだ。しかし、絶頂期は過ぎた。きっと数年前だったらオカミはアバソフを倒していただろう。オカミというレジェンドに勝ったアバソフと戦えることは、僕にとっても非常に良いことだよ」

──今やMMAワールドは旧ソ連のファイターが支配しつつあります。

「アバソフは打撃も組技でも強い。だけどロシアの支配は終焉を迎え、スウェーデンの時代がやってくるよ(笑)。僕の打撃は絶対的に彼より上だ。テイクダウンを食わないようにして、ダメージを与えるように戦う。そうだね、ローキックを彼の前足に蹴りまくるよ」

──ONEが米国進出を視野にいれ、北米の選手との契約も始まりました。

「ONEの知名度が米国でもあがることを期待しているよ。ONEはMMAだけじゃなくてキックボクシングとムエタイを同時にマッチするプロモーションで、MMAのルールも違う。きっと彼らも気に入ってくれるだろう」

──キックやムエタイがあるのが特徴であるなら、スカンジナビアやヨーロッパではMMAだけのイベントより人気はあるのでしょうか。

「そうだね、ムエタイとキック、そしてMMAを1度に見ることができるONEの注目度はスウェーデンで凄く上がっているよ。UFCを見ていたファンが、ONEを視るようになっている。立ち技の試合があるのもそうだし、UFCは今も大きな存在だけど、僕らの国ではケージの外でのやりとりが過ぎると捉えている向きもあるよね」

──では、ゼバスチャンもベースである立ち技の試合に出ることも考えていますか。

「それは、戦わなければならないよ」

──「have to」なのですね。

「そうだよ。立ち技の試合も戦わなければいけない。いつになるかは分からないけど、そのつもりでいるよ」

──では金曜日の試合、楽しみにしています。

「打撃とハートを見せるよ。それと……、僕も東京で戦いたい。シンガポールで1度戦ったことがあるから、次は東京で戦いたいんだ。コーチのオマー・ブイシェは昔、日本のパンクラスで戦っていて、練習もしていた。日本のファンの対応が、全く他の国と違うといつも話してくれるんだ。あれだけ日本のことを聞かされると、そりゃあ東京で試合をしたくなるよね。だから金曜日の試合も、少しでも多くの日本のファンに見てほしいと思っている」

■ONE101「Dawn of Valor」対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
[挑戦者] キャムラン・アバソフ(中国)

<ONE Super Seriesキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]ニキー・ホルツケン(オランダ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール(インドネシア)
ボズビーナ・アントニヤ(ミャンマー)

<キックボクシング・ストロー級/3分3R>
フェデリコ・ローマ(アルゼンチン)
ワン・チンクァン(中国)

<バンタム級(※83.9キロ)/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

<フライ級(※52.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
カジ・エビン(フィリピン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アドリアン・マテイス(インドネシア)
ステファー・ラハディアン(インドネシア)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マイク・アベラルド(ニュージーンン)
アイディン・ジュマイ(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ピーター・バウシュト(オランダ)
トニー・カルーソ(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ルーディ・アグスティアン(インドネシア)
アブロ・フェルナンデス(インドネシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジョニー・ヌネス(米国)
徳留一樹(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
エギー・ロステン(インドネシア)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<ムエタイ・フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
アレクシ・セレピソフ(ニュージーランド)
内藤大樹(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アディ・パルヤント(インドネシア)
アンジェロ・ビモアジ(インドネシア)

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