【写真】ついにその腰にベルトを巻く日が来るのか(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

24日（木）、パンクラスより12月8日（日）に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase311 で暫定ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト王座決定戦=藤野恵実✖チャン・ヒョンジの5分✖5R戦が組まれることが発表された。

藤野は9月29日に行われた同王座決定トーナメント準決勝でエジナ・トラキナスの手首の負傷により、TKO勝ちを収め決勝=王座決定戦進出が決めていた。

負傷TKOとはいえしっかりと主導権を握ったうえで勝利を手にした藤野に対するチャン・ヒョンジは、法DATEの計量失敗により不戦勝で決勝に歩を進めることとなった。そのチャン・ヒョンジは打撃系ファイターで、キャリアは3勝2敗。この試合が36戦目となる藤野と比較すると1/5の経験しかない。

藤野にとって不安要素は、チャン・ヒョンジよりも己自身。15年に及ぶ激闘の蓄積と、負傷を起因とし調整に影響がでないかということが焦点になってくるだろう。ヒザ、拳のケガを公言することで、満身創痍といって過言でない体に自ら鞭を打つ。念願のタイトル奪取まで、あと一歩という状況だからこそ、このインターバルで戦うことを可能になるのであろう。このBBAの気合が吉と出るか、凶と出るか。いずれにせよ、勝つか負けるかではなく──集大成として勝つか、勝つかの戦いとなる。

また今回の発表ではフライ級5分3Rで上田将竜✖神酒龍一という潰し合いも組まれた。長身の上田、瞬発力&回転の神酒──竜龍対決は非常に渋い、大人のMMA的なマッチアップだ。

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