【ONE100】若松佑弥、右拳を骨折し自分の試合ができずも3-0の判定勝ち
【写真】終盤はキムの一方的な試合になったが……若松は判定勝ちを収めた(C)MMAPLANET
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
Def.3-0
キム・デフォン(韓国)
互いに距離を取り、慎重な立ち上がりのなかキムがローを蹴り、若松が右ストレートを当てる。再び間合いを測る展開のなかで、若松は左ジャブ、そこにキムもジャブを繰り出す。ローに右を合わせた若松が、右ストレートを打ち返して距離を詰める。残り70秒、レフェリーからアグレッシブに動くよう両者に注意が入る。直後に組みから右を当てたキムに対し若松は右から左を伸ばす。キムもショートのフックを見せ残り10秒、コンタクトがないまま初回が終わった。
2R、突破口を開くための打撃戦、ペース争いが続き──今回は2分経過前にレフェリーの注意が入る。再開後、前に出たキムが左に動いた若松に右を届かせる。大きく回る若松は左ジャブ、キムが前に出てローを蹴る。組みに来たキムから、懸命に距離を取った若松が左をヒット。キムも左を返す、前に出るキム、回る若松という展開のなかキムが右ミドルを蹴り込む。さらに組んだキムがバックに回り込むと、若松は胸を合わせてケージクリンチに。シングル、レッグリフトのキムがついにテイクダウンを奪いバックを伺ったところでラウンド終了に。
最終回、リードを許している若松は右ロー、左ジャブのみで右を打たない若松は、拳でも負傷しているか。近距離でヒザ蹴り、右エルボーを狙った若松がテイクダウンを奪ってすぐにスタンドに戻る。キムは左ジャブに右ロを合わせ、ショートフックへ。回る展開が続く若松が左アッパーも空を切る。組みから離れてからも、左しか使わない若松がダブルレッグでテイクダウンを許してしまう。
さらにマウントからエルボーを連打され、背中を見せた若松は両足をフックされるが、残り30秒でスクランブルからスタンドへ。右ミドルを蹴った若松だったか、距離を取るキムを詰めることができずタイムアップに。
敗色濃厚だった若松だが、3-0で判定を拾い「KO狙ったけど、できなくて。1Rに右の拳を折っちゃって……左手だけで勝とうと思って。勝てて良かったです」と勝利を振り返った。