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【UFN161】打ち続けるヨアナ、組み続けるウォーターソン。大激闘はヨアナが判定で勝利

<女子ストロー級/5分5R>
ヨアナ・イェンジェチック(ポーランド)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

互いにローで牽制しつつ、前に出るのはヨアナ。ウォーターソンはダブルレッグを仕掛けるが、これをカットしたヨアナは脇を差してウォーターソンをケージに押し込む。体勢を入れ替えたウォーターソンは、ヨアナの顔面へ右ヒジを打ち込む。首相撲からヒザを繰り出すヨアナ、ウォーターソンは離れる。半身で構え、スイッチするウォーターソンに対し、ヨアナは右の打ち下ろしをヒット。ウォーターソンはシングルから組み付き、ケージに押し込むも、ヨアナもすぐに体勢を入れ替える。ヨアナはウォーターソンの右脇を差し上げながら、右ショート。ケージ際で組みの攻防が続く中、ヨアナが首相撲で相手をコントロールし始める。ボディへのヒザ、顔面へのパンチを散らすヨアナが、ウォーターソンのバックを奪って1Rを終えた。

2R、ローを出し合う両者。ヨアナが右ローを連打する。さらにヨアナの左ミドル。ウォーターソンは距離を詰めるが、ヨアナは離れてローを打ち込む。ヨアナのロー、ミドル、前蹴りに対し、ウォーターソンも蹴りを返しながら組み付き、ヨアナをケージに押し込んだ。離れて再びシングルで組み付いたウォーターソン。ヨアナはボディロックで体勢を入れ替える。ウォーターソンは鼻から出血。離れてケージ中央に戻る。ヨアナの右前蹴りがウォーターソンの顔面にヒット、さらにローを連打すると、ややウォーターソンの動きが落ちた。

3R、リズムよく蹴りを放つヨアナ。スイッチするウォーターソンの足にローを打ち込んでいく。ウォーターソンとの距離が詰まると、左ボディからのロー。さらに前蹴りでウォーターソンを中に入れさせない。ウォーターソンは組み付くが、反対にバックを奪ったヨアナがケージ際でグラウンドに引きづりこむ。トップから首を抱え、ウォーターソンを押さえ込むヨアナ。ウォーターソンは立ち上がるも、ヨアナはペースを崩さず打撃を当てていく。残り1分のところで、ウォーターソンが組み付き、バックに回ってRNCを狙う。ヨアナは立ち上がるが、ウォーターソンはバックから腕を回したまま。これを振りほどいたヨアナと、ウォーターソンが激しく打ち合い、第3Rが終了した。

4R、ヨアナは打撃のリズムを崩さない。ウォーターソンのシングルをカットし、前蹴りを当てる。右ストレート、右ハイ、右ローを繰り出すヨアナは、ウォーターソンに組み付かれても反対にケージへ押し込む。ケージ際で蹴りを繰り出すヨアナとの距離を、ウォーターソンは詰めることができない。ケージ際でローをもらい、やや動きが落ちるウォーターソン、組み付いてヨアナをケージに押し込むが、バックを奪われてしまう。ヨアナはボディロックでウォーターソンをコントロール。さらに首相撲からヒザを打ち込んでいった。

最終R、中に入ってこようとするウォーターソンに、ワンツーを放つヨアナ。ウォーターソンをケージ際に追い込み、左飛びヒザから組み付いて、首相撲の展開に。ウォーターソンもは両脇を差して、押し返す。しかしヨアナもボディへ左ヒザ。一瞬ウォーターソンの顔面がゆがむ。ここで離れたウォーターソンは、再び組み付いてヨアナのバックへ。ヨアナは倒れず、体勢を入れ替える。ケージ際でポジションを奪い合う両者。しかしケージ中央に戻り、打撃の展開になると、やはりヨアナが有利だ。そしてラウンド終了間際、またもアクションが激しくなるなか、ヨアナがウォーターソンのバックを奪って、試合終了を迎えた。

激闘を終え、たたえ合う両者に下った判定は、ユナニマスでヨアナの勝利。
試合後、ヨアナは2Rで右足を痛めたことを告白。それでも勝利できたことを、会場のファンとチームメイトに感謝した。

敗れたウォーターソンは、インタビューで言葉を詰まらせる。そんなウォーターソンに会場のファンは大声援を送る。それだけの大激闘だった。


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