【ONE100】寝技で粘るリカ・イシゲから、平田樹が一本勝ち
【写真】いわゆる洗濯ばさみから腕を伸ばした平田が一本勝ちした(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
Def.2R4分45秒by アームバー
リカ・イシゲ(タイ)
左ジャブからの右ローは空振りになった平田が組みへ。そして、離れ際に右ストレートでダウンを奪う。平田はイシゲにパウンドを集中させる。クローズドガードを取ったイシゲは、平田をガードの中に収め時間を使う。さらに腰を切って腕十字に入るが、腕を抜いた平田はサイドで抑えてパウンドを連打していく。マウントを取られ、足を戻したイシゲが上体を起こすとギロチンを狙った平田が、再び足を抜いた状態でパンチを打ち込む。
イシゲはクローズドに戻すが、平田はニーインへ。ここでワキを差して起き上がったイシゲがリバーサルを決めてトップを獲り返す。さらにバックを狙うも、すかされ再び下に。シングルに出たイシゲを平田ががぶったところで初回が終わった。
2R、蹴りからパンチの平田に対し、イシゲが遠い位置で左ハイ。右ローに右を合わされ、ケージに下がったイシゲは打ち合いに応じるも、平田がテイクダウン&ハーフで抑える。アメリカーナを亀になって防いだイシゲはバックを許さない。平田は立ち上がり、ガードのイシゲを蹴っていく。ブレイクが掛かり試合がスタンドへ戻ると、平田が右オーバーハンドから組んでテイクダウンを決める。クローズドのイシゲは、アメリカーナを防ぐがパスを許す。サイド&鉄槌の平田のアメリカーにイシゲが亀になる。そのまま前方に回転しつつリカの首を両足でシザースした平田がクラッチを切る。左腕が伸びたイシゲがタップした。
「1年前はこんな日が来るなんて想像できなかったかけど、全ての試合は勝たないといけないと思っています。本当は打撃でKOしたかったんですけど、また寝技になってしまいました。スミマセン」と平田はインタビューで話した。