【ONE100】チャンプ・チャンプ=オンラ・ンサンに挑戦、ブランドン・ベラ「This is my life !!」
【写真】ベラは普段も、インタビューでも常に笑いが絶えないトークをする人だ(C)MMAPLANET
13日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるONE 100 Century。同大会Part.02メインでオンラ・ンサンの持つONE世界ライトヘビー級にブランドン・ベラが挑戦する。
ONE世界ヘビー級王者がチャンプ・チャンプを目指し、ンサンにチャレンジ。今や映画に進出するなど、千両役者ぶりを発揮するベラが年に1度のファイトとマーシャルアーツと関わる人生、そしてンサンについて語った。
──まずオンラとブランドンの世界戦、マニラ大会のメインにならなかったのが不思議でならないです。このカードがフィリピンで組まれると、当地では最高に話題になったと思います。
「まったくもって正しい意見だよ(笑)。その通りだ。ただ東京大会は100回記念だ。だから、君たちがフィリピンに勝ったんだ(笑)。まぁ、11月8日のマニラ大会も十分に良いカードが揃った。問題ないよ」
──押忍。ではオンラ戦に向けて調整はどこで行ってきたのでしょうか。
「キャンプはフィリピンでスタートし、そこからサンディエゴへ。最後はグアムだよ。キャンプをどこで行おうが、アライアンスからやってきたコーチとひたすら練習するから変わりはない。特別なことをするわけでも、クレイジーなことをすることもない。コーチと家族と行動を共にし、ただトレーニングに集中してきた」
──フィリピン、そしてサンディエゴがキャンプ地になるのは理解できるのですが、最終キャンプをグアムで行うのは何か理由があるのですか。
「さっきも言ったように僕はどこで練習しようが、場所は問わない。ただ静かで、練習相手がいれば大丈夫。グアムには僕の家と小さな農園がある……とてもリラックスできるからね。そしてピュアブレッド・グアム、スパイク22、パラダイスフィットネス、多くの場所で練習をさせてもらっているんだ」
──ブランドンは過去7年間、ほぼ1年に1試合という間隔で試合をしてきました。この1年に関しても、どのようにコンディションを保ってきたのでしょうか。
「これは僕の人生なんだ。ただのスポーツじゃないし、ただの試合じゃない。ゲームでもない。毎日、向き合っている人生なんだ。ボクサーだって1年に1度、あるいは2年に3度、あるいは2年に1度しか試合に出ないことがある。なぜ、MMAファイターは年に何度も戦わないといけないのか?
年に1度しか試合に出なくても、常にグッドシェイプを保っているよ。ムーブ―も含め、僕には色々な機会が巡ってきている。でも、今はオンラと戦うことに集中しているんだ。ムービーに関しては、オンラとの試合が終わればまた再開するだろう。でも、マーシャルアーツは僕の人生なんだ。コレをやっている時が一番楽しいんだよ」
──102キロで戦うことになります。体はしぼれていますか。
「それは試合で確認してほしい(笑)。きっと、ビックリすることになるだろう。アハハハ」
──ではオンラがこの体重で戦うことは、どのように捉えていますか。
「大きく、力強くなっているだろう。それでいて、スタミナが切れることは決してない。僕としてはまだ誰も見たことがない、最高のオンラと戦いたいんだ。そして、東京ではきっとそんなオンラが見られると期待している。彼はチャンピオンでなく、チャンプ・チャンプなんだ。最高の状態でオンラは防衛戦のために準備してきているはずだ」
──25分間戦う準備は、ブランドンもできていますか。
「僕はいつだってフィニッシュを狙ってきた。判定で勝とうと思ったことは一度もない。勝っても、負けてもフィニッシュだ。ただし、25分間戦えるだけの練習はいつもしている」
──17年のプロMMAキャリアのあるブランドンですが……。
「WOW !!」
──それでいて、ようやく日本で試合をすることになりました。
「ファイナリィ~(笑)。僕にとって母国フィリピンで戦うことは別にして、ずっと日本で戦うことが夢だった。それは全てのマーシャルアーチストに言えることだろう。誰もが日出する国で戦いたいはずだ。日本は旅行、セコンドで何度か訪れているけど、ようやく戦うことができる。凄くエキサイトしているよ。しかも、世界がまだ見たこともない最大のマーシャルアーツ・ショーが日本で開かれ、その場で戦うのだから」
──これまでにセコンドで日本に来たこともあったのですね。
「1度はディーン・リスターがPRIDEに出た時だよ。あと、もう1度はショーを観戦しに行ったことがあって、でも最後まで見ずにクラブに行ってしまった(笑)」
──日出する国の大会を見に来て、最後までいなかったわけですね(笑)。
「アハハハハ、そうなるね。1月と3月にも日本に行って、色々見て回ったんだ。本当に楽しかったよ」
──次は試合後まで、楽しみを取っておいてください(笑)。では最後に日本のファンに一言、お願いします。
「日本で戦うことは本当に光栄だし、凄く嬉しい。日本のファンの前で、最高の試合ができるようにベストを尽くす。ようやく夢が実現するんだ。サンキュー・ソーマッチ。試合後は食べて寝る、パーティに向かう力なんてないぐらい全力で戦うよ。アリガト!!」
■ONE100 第1部対戦カード
<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)
<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)
<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
クリスチャン・リー(米国)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
キム・デフォン(韓国)
<ムエタイフライ級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
アギラン・タニ(マレーシア)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(タイ)
リカ・イシゲ(タイ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
仙三(日本)
リト・アディワン(フィリピン)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
プー・トー(ミャンマー)
ユン・チャンミン(韓国)
<68キロ契約/5分3R>
スノト(インドネシア)
クォン・ウォンイル(韓国)
■ONE100 第2部対戦カード
<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)
<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)
<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口VV.芽生(日本)
ジェニー・フアン(台湾)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)