【ONE100】修斗ウェルター級王者ペルペトゥオと対戦、ウェルター級KOP手塚裕之「生物として強く」
【写真】ついにグローバル・ステージで戦う機会を得た手塚 (C)MMAPLANET
10月13日(日)に墨田区の両国国技館で開催されるONE100で組まれた修斗✖パンクラス、王者対決のカードが発表された。
エルナニ・ペルペトゥオ✖手塚裕之、松本光史✖久米鷹介、佐藤将光✖ハファエル・シウバ、猿田洋祐✖北方大地という4試合が明らかとなり、MMAPLANETでは6人の日本人チャンピオンにインタビューを行った。
修斗✖パンクラス王者対抗戦出場選手インタビュー、殿はラストサムライ=手塚裕之に任せたい。
──6月の暫定王座奪取からONE出場、それが修斗世界王者エルナニ・ペルペトゥオとの対抗戦となりました。
「修斗のチャンピオンという感覚は僕の中にはなくて……。修斗ブラジルでしか試合をしていないですよね。修斗の選手という感じはしていないのですが、パンクラスとの対抗戦なのでしっかりと仕留めたいですね。あっちもKOで勝ちたいと言っているし、動画を見ても思い切りの良い打撃があってKO勝ちも多いです。まぁ、噛み合うんじゃないかと」
──UFCに出ている時までしか私も追っていなかったのですが、掴みどころがないというか大きな特徴のないファイターだと思います。
「完成形でない、雑な感じはします。ブラジルの選手でいえばパンクラスの正規王者で、前に戦ったグライコ・フランサとも違うタイプですね。穴、攻め込む穴は多いと思います」
──手塚選手はウェルター級で大きな方ではないですが、ONEでは水抜き禁止という条件で84キロです。
「それこそ自分は身長も低いし、パンクラスのウェルター級でも小さかったです。そうですね……これまで通常体重が84キロとかで、82キロぐらいまで落として最後は水抜きをしていました。食事をクリーンにして、最後は5キロの水抜きという感じで。だからONEのウェルター級だと相手は大きくなるかと思います。
そこら辺は悩んでいるところではありますが、競技で強くなりたいのか、生物として強くなりたのかを考えると、強さを追い求めて格闘技を始めたので……。ONEの77キロはライト級で、そこに通常体重を持っていくと生物として弱くなるような気がします」
──水抜きをしなくて良いという部分は?
「アマチュアも米国で戦っていて、その頃から水抜きにはなれているので。水抜き有りの77キロの方がちょうど良かったという気持ちはあります。だからONEで戦っていく上で、もう少しバルクアップして通常体重を86キロとかにしていきたいですね」
──生物として強くありたい手塚選手は寝技でヒザあり、エルボーも垂直に落として良いルールをどのように捉えていますか。
「最高ですね(笑)。前は許されていたサッカーボールキックもやりたいです。キックボクシングをやっていた頃から、何でも有りが一番強いっていう憧れを持っていたので。四点ヒザは攻撃の幅が広がるし、自分にとっては良いことです」
──対抗戦という側面だけでなく、ONEウェルター級での一つの試合として捉ると、UFCにも出ているブラジル人選手と戦うことになります。
「特に変わることはないです。パンクラスでもブラジル人と2度戦っていますし、3戦目で元UFCファイターのブラジル人(ルイス・ドゥトラ)とやりました。だから世界の強豪と戦うという気持ちはないです」
──なるほど!! では、どのようなファイトを見せたいですか。
「ONEデビュー戦なので、皆が興奮するようなスピードがあって迫力のある試合でKOか一本で勝ちたいです。立って良し、寝て良しの自分を見せて、しっかりと仕留めます」
■ONE100 現時点での対戦カード
<ONE世界アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)
<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ONE世界ライトヘビー級(※100.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)
<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ザイード・フセイン・アサラネリエフ(トルコ)
<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)