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【ONE97】竹中大地と対戦、レアンドロ・イッサ「ダイチはONEバンタム級のトップの1人だ」

Issa【写真】UFCからONEに復帰し、4勝1敗という結果を残しているイッサ(C)MMAPLANET

2日(金・現地時間)、フィリピン・マニラのMOAアリーナで開催されるONE97「Dawn of Heroes」で、レアンドロ・イッサが竹中大地と対戦する。

シンガポールのEvolve MMA所属の黒帯柔術家はONE旗揚げ戦で戦い、一時はUFCでも活躍。現在35歳、その組み技に凄みを増しているイッサは現役生活のラストスパートに入り──イヴォルブでの指導を休み──フロリダでトレーニングを積んでいた。


──竹中選手と金曜日に戦います。調子はいかがですか。

「凄く良いよ。タケナカとの試合に向けて、フロリダのオーランドにあるフュージョンMMAでファイトキャンプを行った。ジュリアン・ウィリアムスがヘッドコーチで、ホナウド・ジャカレやホドウフォ・ヴィエイラが所属しているんだ。他にもUFCの選手もいるし、多くの練習パートナーに恵まれているよ」

──なぜ、EVOLVE MMAでキャンプをしなかったのでしょうか。

Issa armbar「実は今年はイヴォルブでの指導を休ませてもらっているんだよ。この10年、ずっとイヴォルブで練習してきたので他のジムで、違う練習やトレーニングバートナーと準備をしてみようと4月のフー・チャンシン戦からフュージョンMMAで練習するようになったんだ。

試合後は一度、ブラジルに戻って。またこの試合のためにフロリダで練習してきた。マニラにもフロリダから入ったよ。イヴォルブにもヒース・シムスが戻ってきて、またMMAチームをまとめるようになり、新しいメンバーも集まってきた。多くの練習相手がいるけど、違う練習環境が強くなるためには必要だと思ったんだ。

特にレスリングを学ぶには、米国はアジアやブラジルより絶対的に良い環境が整っている。コンディショニングとニュートリションも米国の方が進んでいるかな。そして、トレーニング・パートナーの数が違うのもフュージョンで練習してる理由だよ」

──さきほど名前が挙がったジャカレやホドウフォは体格が全然違いますが……。

「もちろん軽量級の練習相手もいるよ。ルイス・ブスカペもその1人で、多くのブラジリアンが集まっているんだ。それにジャカレやホドウフォと直接組み合うことはなくても、彼らの練習を見ているだけで勉強になることも多い」

──ONEは明らかにストライカーが優位になっていますが、レアンドロの最近の試合はよりグラップリングに迫力が増しています。

「僕のバックグラウンドは柔術だからね。大した寝技のスキルを持っていない相手からは、さっさとタップを奪いたい(笑)。イヴォルブでずっとムエタイの練習をしてきたし、レスリングを強化し、僕のMMAは全体的に良くなっている。自分のゲームに持ち込めば、フィニッシュできる自信がある。グラップリングや柔術で本当にタフな相手と試合をしてきたし、その柔術をしっかりとMMAで使えるようになってきた」

──では竹中選手の印象を教えてください。

「ダイチもグラップリングが好きなファイターだね。良いグラウンドワークをしているから、良い試合になるだろう」

──竹中選手は、レアンドロ戦は上に行けるかどうかのテストになると言っていました。対してレアンドロにとって、日本の若い選手との試合はどのような意味を持っているのでしょうか。

「ダイチはONEバンタム級のトップの1人だよ。だから、僕も彼に勝ってタイトルコンテンダーになりたい。今もONE世界バンタム級王者になることが目標だし、そのためにハードトレーニングを積み、よりハングリーになっている。

そこに経験値が加わるんだから、今の僕はより強くなっているよ。何も満足していない。だから指導を休んでいるんだ。ここから数年が現役MMAファイターとして勝負になる。ここから、世界王座を目指しラストスパートをかけるよ」

■ONE97対戦カード

<ONE世界フェザー級選手権試合(※70.3キロ)/5分3R>
[王者]マーチン・ウェン(豪州)
[挑戦者]松嶋こよみ(日本)

<Super Seriesムエタイ・世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ジョナサン・ハガディ(英国)
[挑戦者] ロッタン・ジットムアンノン(タイ)

<ライト級 (※77.1キロ)ワールドGP準決勝/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
エディ・アルバレス(米国)

<フライ級(※61.2キロ)ワールドGP準決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
和田竜光(日本)

<フライ級(※61.2キロ)ワールドGP準決勝/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
リース・マクラーレン(豪州)

<Super Series ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ロドレックP.K.センチャイムエタイジム(タイ)
クリス・ショウ(英国)

<フライ級(※61.2キロ)ワールドGP補欠戦/5分3R>
ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
若松佑弥(日本)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
パク・デソン(韓国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
竹中大地(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
岡見勇信(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドワード・ケリー(フィリピン)
シエ・ビン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ポンシリ・ミートサティート(タイ)
ミャオ・リータオ(中国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
サマラ・サントス(ブラジル)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
スノト(インドネシア)
ムハメド・アイマン(マレーシア)

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