【WJJC2019】Flash ムスメシ、マルファシーニを下し3連覇、Lフェザー級はシセロ・コスタ勢が表彰台独占
【写真】今年のMVPは間違いなくマイキー・ムスメシ(C)MMAPLANET
5月30日(木・現地時間)に幕を開けた今年のIBJJF主催ブラジリアン柔術世界選手権=ムンジアルが2日(日・同)に最終日を迎え、今年も力のこもった競技柔術の頂点を狙った戦いが随所で見られた。
ルースター級ではMMA専念宣言を返上し参戦した10度の世界王者ブルーノ・マルファシーニが、準々決勝でカイオ・テハをレフェリー判定で下すも、続くマイキー・ムスメシに8-10でリードを許す展開に。ここでムスメシが、それまでと違いトップから強烈な圧力を掛け、マルファシーニにスイープの仕掛けを許さないポスチャーの強さを見せつける。
そのまま逃げ切ったムスメシは、決勝でホネネイ・バルボーザを僅か12秒でストレートフットロックによりタップを奪い、ライトフェザー級から落としたルースター級で初戴冠、世界選手権3連覇の偉業を成し遂げた。
ライトフェザー級ではジョアオ&パウロのミヤオ兄弟が決勝をクローズアウトで、ジョアオが念願のムンジアル初優勝を手にした。準決勝でもそれぞれがチアゴ・バホス、イアゴ・ジョルジとクローズアウト──シセロ・コスタ勢が圧倒的な強さを見せつけ準決勝以上が行われない状態で世界一が決まった。
フェザー級ではマテウス・ガブリエルが、マーシオ・アンドレに一本勝ちし世界の頂点に。ライト級は穴のないルカス・レプリがレフェリー判定でルカス・バレンテを倒し、激戦区ミドル級ではガブリエル・アルジェスが、イザッキ・バイエンスからレフェリー判定で勝利し2年振りの王座戴冠となった。
この他、重量級ではミディアム・ヘビー級がフィリッピ・ペナ、ヘビー級はカイナン・デュラルチが勝利しており、スーパーヘビー級はニコラス・メレガリが優勝。ウルトラヘビー級を制したブシャシェは、無差別級で昨年勝利を譲ったレアンドロ・ロのお返しを受けクローズアウトで通算13度目の世界王座を手にしている。
なお2019年ムンジアルの詳細は、後日レポートしていきます。