【UFN152】タフなケージレスリング&スクランブル合戦で、ドスアンジョスがリーに肩固めを極める
<ウェルター級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
Def.4R3分47秒by 肩固め
ケビン・リー(米国)
リーが右ミドル、ドスアンジョスが左ミドルを返す。細かいパンチの応酬から、左ミドルでバランスを崩したドスアンジョスにリーがテイクダウンを決める。スクランブルから胸を合わせて離れたドスアンジョスだが、リーが左ジャブから右ストレート、さらに右ミドルを蹴ってダブルレッグを仕掛ける。シングルに移行し、ハイクロッチと倒しにかかるリーだがドスアンジョスは対応し、首相撲からヒザを突き上げる。執拗にダブルレッグを仕掛けるリーが押し込んだ状態が続く。一度は態勢を入れ替えたドスアンジョスだが、すぐに押し込まれ返しシングルをキムラクラッチで耐える。
テイクダウンを許さず打撃戦でヒザを入れたドスアンジョスが、逆にダブルレッグでテイクダウンに成功する。腰を押してスクランブルを狙ったリーをがぶったドスアンジョス。離れたリーがダブルレッグでドスアンジョスを金網に押し込んだ状態で初回が終わった。
2R、リーがすぐに組んでケージにドスアンジョスを押し込む。肩に担ぎあげたリーにギロチンをドスアンジョスが仕掛ける。構わず倒したリー、ドスアンジョスはギロチンスイープを狙うも、ここで両者がスタンドに。シングルで金網に押し込まれたドスアンジョスがキムラからのサブミッションを狙うと、リーが離れる。直後に組みついたリーがワキを潜ってバックを伺う。これを許さず押し返したドスアンジョスが間合いを取り直した。
右ハイからワンツーで攻めるリーは、ここもダブルレッグを狙う。アンジョスのキムラクラッチのディフェンスという展開が続く。両者が距離を取り直すと、打撃に勢いがあるのはリーのほうか。左を被弾し、右ハイをブロックしたドスアンジョスは、続くダブルを切るが、またもケージに押し込まれ後手に回る展開に続いた。
3R、いきなり飛びヒザをボディに入れたドスアンジョス。右の相打ちからリーが右ミドルを決める。ドスアンジョスはダブルレッグでテイクダウン、即パスガードしサイドで抑える。右を差してシングルを狙うリー、胸を合わせて立ち上がるとドスアンジョスがケージに押し込むが、スイッチからバックを伺い両足をフックしていく。前方に落とし、ケージにリーを押し込んだドスアンジョスが逆にバックに回り込む。正面を向いでダブルレッグ出たドスアンジョスが、ボディロック気味にテイクダウンを決める。
胸を合わせて立ち上がったリーが、逆にシングルで押し込む。上体を起こしたリーの顔面にエルボーを打ち込んだドスアンジョスだが、直後にテイクダウンを決められる。スクランブルからバックを制した形で前方にドスアンジョスを崩したリーだが、背中に乗ろうとして前方に落とされそうになる。コブラでトップを狙ったリーだが、エルボーを振り下ろしたところでスペースができて、ドスアンジョスが上になる。すぐに立ち上がり、組んでいったリーがケージにドスアンジョスを押し込み、時間となった。
4R、左ストレートのドスアンジョス、リーがヒザ蹴りを狙う。リーの右ミドルが、ドスアンジョスの左ミドルが交錯し、ドスアンジョスの急所に蹴りが入る。一旦中断し、再開後にドスアンジョスがワンツーをヒットさせ、左ローでリーにヒザをマットにつかせる。逆にローを入れ組みついたリーだが、ドスアンジョスが回り込んで離れる。右ミドルを蹴り、すぐにシングルレッグでドスアンジョスをケージに押し込む。キムラで耐え、離れたアンジョスが右ストレートを届かせる。ローにシングルを合わせたリーだが、足を抜かれバランスを崩す。
亀になったリーの反応が遅く、ドスアンジョスがバックを取り後方からパンチを打っていく。嫌がって上を向こうとしたリーの動きに合わせて肩固めに入ったドスアンジョスがタップを奪い、タフファイト制した。