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【UFN152】初回の劣勢を跳ね返し、汗も味方につけたハイニッシュがジュニオールに競り勝つ

<ミドル級/5分3R>
イアン・ハイニッシュ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)

組み合いを制したジュニオールが、ハーフでハイニッシュを抑え足関節を狙う。すぐにリリースしたジュニオールが、トップキープを選択。背中を譲りながら立ち上がったハイニッシュの前転にも、ジュニオールはバックにつき続ける。ジュニオールは肩口から落とすテイクダウン、立たれてもケージにハイニッシュを押し込む。

ダブルに移行してテイクダウンを狙ったジュニオールに対し、ハイニッシュはシングルレッグからスクランブルへ。ここもケージに押し込んだジュニオールがダブルレッグを決め、バックに回しワンフックへ。前方に落とされそうにあると、ギロチンスイープでマウントを取ったジュニオールが、5分間のほとんどをコントロールし続けた。

2R、右オーバーハンドから右ローを入れたハイニッシュ。ローの蹴り合いから、突っ込んで右を放つハイニッシュだが、左ジャブを被弾する。同時にアイポークがあったとアピールするジュニオールは、ブレイクを命じた直後にチェックもなく再開したレフェリーに怪訝な表情を浮かべる。この隙にパンチを振るいながら前に出たハイニッシュに対し、ジュニオールがダブルレッグでテイクダウンを奪いバックを取る。立ち上がったハイニッシュの正面に回ってダブルレッグで再度テイクダウンしたジュニオールだが、立ち上がったハイニッシュの前に腰砕けとなり引き込むように下になる。

ハーフガードで潜ることを諦めたジュニオールは、ここからシングルに出るが潰されてパンチを受ける。体を起こして連打を繰り出したハイニッシュはシングルレッグにもエルボーを打ち込む。ハイニッシュはガードを取り直したジュニオールの足を越えてパス、サイドへ。ここでラウンド終了となった。

最終回、ハイニッシュのローに右を合わせようとするジュニオールは左を打たれ、もんどりうつ。首相撲からヒザを見せたジュニオールだが、これが急所に入り試合が中断する。再開後、組もうとして滑ったジュニオールの立ち上がり際にヒザ蹴りを顔面に受ける。その足を取ってリバーサルを狙うが、ハイニッシュは倒れない。ならばと背中に回りバックを制しようとしたジュニオール、ここもスリップでバランスを崩しガードを強いられる。

残り2分でスイープを決めたジュニオールがトップを奪う。ハイニッシュのシングル&スクランブルにも、ジュニオールはここもスリップし下に。力強いパウンドを落としたハイニッシュが、逆転で判定勝ちした。


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