【Shooto 30th Anniv.】斎藤&岡田ともに 囲み会見出席の宇野薫「年齢は気にしていない。反発心の方が強い」
【写真】囲み会見を行った宇野、斎藤、岡田(C)MMAPLANET
5日(金)に東京都渋谷区の渋谷セルリアンタワー・エグゼクティブセンターで5月6日(月・祝)に文京後楽園ホールで開かれる「SHOOTO 30thANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会」の記者会見が行われ、修斗世界フェザー級王者・斎藤裕、同環太平洋バンタム級王者・岡田遼、宇野薫、石橋佳大、藤井信樹、美木航、工藤諒司が出席した。
ここでは宇野薫、斎藤裕、岡田遼の囲み会見でのやりとりをお伝えしたい。
──現状から前に進むために負けは許されないか試合かと思います。改めて意気込みをお願いします。
斎藤 ハイ、どの試合も負けられないです。日本人でなくても外国人選手でも楽な相手はいない。皆が強いことを分かったうえで試合をするのですが、自分のこれから先を考えても負けられないですし、相手が誰であろうが負けは許されないです。これからも勝ち続けます。
岡田 チャンピオンがノンタイトル戦で負けたら、下のランカー達に示しがつかないので絶対に勝たないといけないです。世界バンタム級チャンピオンは30周年の記念大会に出ないみたいなので、バンタム級のチャンピオンとして出場するのは僕だけです。修斗バンタム級の強さを知らしめるためにも絶対に勝ちます。
宇野 自分はこの一戦は挑戦するだけですね。できれば勝ちたい気持ちはありますけど、それがどれだけできるのか。1戦1戦がこの年になると勝負ですから、良い試合──成果を出したいという気持ちの方が、勝ち負けよりも強いかもしれないです。
──サッカーの三浦知良選手……KINGカズにしても、MMAでは大石真丈選手にしても頑張っている、続けていることを称えられ、50歳を超えた状況を踏まえて素晴らしいとされています。この○○歳だから、凄いという風に宇野選手も見られがちだと思いますが、そのあたりをどのように捉えていますか。
宇野 正直な気持ちは年齢は気にしていなくて、反発心の方が強いかもしれないです。自分の評価を一番気にしているところもありますし、さっきは(この年と)言って自分でも不味いなと(苦笑)。あんまりそういうことは考えていないです。ただ自分が修斗、MMAの流れのなかでできるのかっていうのを判断する……そこは負けたくない気持ちがあります。そういうモノを出したいです。
──練習の成果を出したいとずっと言われてきましたが、相手があってのもので簡単ではない。柔術でもマスターに出ていることもあり、第2の格闘家人生が始まっているともいえる状況で、その気持ちをどう持ち続け、殴りがある戦いを続けられるのでしょうか。
宇野 柔術もマスターに出ていても、アダルトの選手に負けたくないという気持ちは常にあります。負けたくないという気持ちが強いかもしれないです。とにかく格闘技が好きだということ、上手くなりたい、もっと強くなりたいということがモチベーションになってやっています。その気持ちじゃないでしょうか。
──今の宇野選手の言葉を聞いて、両選手はどのように思われますか。
斎藤 僕はそんなに先までと考えていません。宇野選手のように長く続けていくことが素晴らしいです。自分はそこまでできないと思うので。自分ができないことをやり続けている宇野選手は素晴らしいと思います。
岡田 僕はただ格好良いなと。以上です。