【Quintet FN03】2人抜きのマクマン擁するレスリングから3人残しで柔術が勝利=杉内が3人抜き、湯浅が2勝
<準決勝>
TEAM BJJ KUNOICHI:杉内由紀、澤田明子、湯浅麗歌子、市川奈々美、越後伊織
Def. three fighters left
TEAM Sun Chlorella:池本美憂、杉本恵、長野美香、サラ・マクマン、山本美憂
引きこんだ杉内がクローズドガード、ハイガードから三角絞め、さらに腕十字に移行する。杉内を跨ごうとした池本だったが0分58秒でタップした。
座る杉内はクローズドガードに捕らえると、ハイガードから肩抜き後転で腕十字へ。今度は0分41秒で杉本はタップを強いられた。
3人抜きを避けたいサンクロレラからは長野が登場。ここも杉内は引き込み、腕を取ってハイガードへ。長野は担ぎパスを狙ったが、足を組みなおした杉内が腕ひしぎ腕固めにより49秒で一本勝ちした。
元五輪メダリスト・レスラーで、UFCタイトルコンテンダーでもあるサラ・マクマン。4分✖1R戦で引き込んだ杉内に対し、一気にマルセロチンを極め27秒で勝利した。
マクマンは続く澤田戦でシングルレッグを決めると、即パス。懸命にワキを締める澤田だが、マクマンが肩固めへ。足を畳んで跨がせない澤田だったが、マクマンはこれを越えハーフで絞め1分20秒で一本勝ちとなった。
注目のマクマン✖湯浅戦が実現──体重差は18.5キロだ。低い姿勢から引き込んだ湯浅、すぐに首を取ったマクマンだが足を戻されガードの中に。足が開くと首を取りクローズドに戻した湯浅、ここでブレイクが掛かりマクマンのみに指導が掛かる。パーテルから両足をフックした湯浅は前方に落とされそうになるとリバーストライアングルから腕十字に切り替え1分45秒でタップを奪った。
フィニッシュが絶対必要な状況で登場となった美憂。引き込んだ湯浅はデラヒーバ狙いから、クローズド、さらにハイガードへ。離れた美憂、レフェリーは湯浅を立たせる。すぐに座る湯浅のスイープ狙いを耐えた美憂が、足を捌きにいくが湯浅はフックガード、そしてクローズドに戻す。前に体重が掛かる美憂、レフェリーがブレイクを命じパーテルで再開される。
不満そうな表情を見せた美憂は、亀で両足をフックされるも一気に正対しトップへ。フィジカルの強さを見せた美憂は、フラワースイープからの腕十字も懸命に腕をクラッチして耐える。湯浅はパスを許さず、逆にがぶって横三角から、腕十字を伺う。ここも美憂が離れるとクローズドへ。こんどは両者に指導が入り、美憂が後のない状況に。残り2分30秒、ダブルレッグに出た山本に対し、足を入れた湯浅はオモプラッタへ。体を跨いだ美憂に肩抜き後転を極めた湯浅が、6分18秒でタップを奪いチーム・くノ一が決勝戦進出となった。