【Shooto 30th Anniv.T03】後楽園ダブルヘッダーで、根津✖祖根。ラカイ対抗戦に黒沢&箕輪が出場
【写真】PXC時代には首投げ&袈裟という散打MMAを見せていたワナワン(C)MMAPLANET
24日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催された「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR第2戦」で、5月6日(月・祝)に文京後楽園ホールで開かれる昼夜興行、後楽園ダブルヘッダーの追加カードが発表された。
まず20日の記者会見で実現が明らかとなっていたチーム・ラカイとの3✖3の対抗戦、うち2試合で元世界ストロー級王者の黒澤亮平とジェロム・ワナワンのストロー級戦、箕輪ひろば✖ジャレッド・ライアン・アルマザンのフライ級戦が決まった。
フィリピン、いやアジア#.1チームの所属選手は、トップはONEと、続くグループはBrave CFと契約下にあるなか、アルマザンは23歳で5戦3勝2敗、ワナワンは5勝3敗というレコードの選手だ。前者はラカイが地元バンケットベンゲットで開くチーム・ラカイ・チャンピオンシップでキャリアを積み、後者は世代的にはアルマザンよりも上の29歳で、URCCやPXCでも戦ってきた。
そのPXCではユージーン・トケーロやロイ・ドリゲスという後のONEファイターに敗れているが、その後のチーム・ラカイの成長を考えるとワナワンもまたMMAファイターとして成長しているに違いない。箕輪と黒澤にとっても高地バギオで鍛えられ、スタミナと瞬発力の両面に優れたファイターとの国際戦を国内で戦うことができるのは好機でしかない。さらにいえば、上を目指す以上、ここは経験以上に結果が求められる対抗戦でもある。
同大会で発表されたもう1試合は世界王者・佐藤将光が5月10日のONEバンコク大会出場が決まった──激戦区バンタム級から、根津優太✖祖根寿麻の元環太平洋王者対決だ。喧嘩上等のバチバチの打ち合いが期待されてのマッチアップだからこそ、両者が磨いてきたMMAとしての完成度の高さが問われる一戦となる。