【UFC235】TKO負け直前の窮地から、アスクレンがローラーをブルドッグチョークで破る──も……
<ウェルター級/5分3R>
ベン・アスクレン(米国)
Def.1R3分20秒by ブルドッグチョーク
ロビー・ローラー(米国)
試合開始直後に組み付いたアスクレンが、バックに回る。胸を合わせようとしたアスクレンを担ぎ上げたローラーが大きくスラムし、勝負が決したと思われるような連打を見舞っていく。これまでのMMAキャリアで浴びたパウンドの総数を上回るほどのパンチを被弾したアスクレンは、亀の態勢から上を向きなおして立ち上がる。流血のアスクレンがケージにローラーを押し込むもヒザを顔面に突き上げられる。
シングルレッグからダブルに切り合えたアスクレン、ローラーが抜群のスプロールを披露するがそれでもアスクレンはテイクダウンに成功してバックへ。RNCに体を反転させたローラーだが、アスクレンはブルドッグチョークで絞め続ける。
アスクレンの頭に掛けていた右手をダラリとマットに垂らしたローラーの動きを見て、レフェリーが試合をストップ。直後に起き上ったローラーが抗議をしたが、裁定は変わらず。「俺には分からないよ。レフェリーが試合を止めた。落ちていたか? ビデオを見ようぜ」とアスクレンは勝利を振り返った。
レフェリーのミスかもしれないが、手をあのように垂らすとストップは致し方ないか。