【ONE87】中原由貴が最終ラウンドに左ストレートでウルティアをKO! ONE初陣を勝利で飾る
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中原由貴(日本)
Def.3R2分15秒 by KO
エミリオ・ウルティア(米国)
サウスポーの中原がプレッシャーをかける。ウルティアをコーナーに詰め、フェイントをかけながら右ジャブ。ウルティアは左フックを当てるが、右ローはバランスを崩す。ウルティアの右ローに左ストレートを合わせる中原。ウルティアが打撃を放とうとするとバックステップで距離を開け、すかさず左ストレートを打ち込んでいく。さらに中原は右ジャブをヒット。ウルティアの左ジャブはバックステップでかわす。
左ボディストレートも織り交ぜるようになった中原は、距離を保ちながら顔面への左ストレートを狙う。ウルティアも前に出てくるが、ウルティアの右フックをかわした中原が距離を詰め、再び相手をコーナーに追い詰める。左ストレートから左ハイでウルティアを追い込んでいく中原。ウルティアもパンチを打ち返してくると、中原は一度テイクダウンを狙いに行く。これをウルティアがカットすると、再び打撃戦に。中原が左でウルティアを下がらせて1Rを終えた。
2R、左ミドルを当てた中原。ウルティアはロープまで下がる。相手が前に出てくると距離を取る中原は、左ストレートでウルティアのバランスを崩させる。テイクダウンを織り交ぜながら、中原は左ストレート、さらに左ハイをクリーンヒット。左ミドルハイ、左ローも当たり始め、対するウルティアは疲れが見える。しかしウルティアがグイグイとプレッシャーを強めながらパンチを振っていくと、下がる中原。中原の左とウルティアの右が交錯、前に出てくるウルティアに、右ジャブを当てる中原だが、さらに右フックをもらってしまう。
ラウンド残り20秒、ウルティアの右ローが中原の急所に入り、試合は一旦中断。中原の目じりからは出血が見られる。再開後、左ローでウルティアの前進を止めようとする中原。しかしウルティアの勢いは止まらず、両者は打ち合って第2ラウンドを終えた。
最終ラウンド、いきなり前に出るウルティア。中原は組み付き、ウルティアを倒しつつ、顔面にヒザを入れる。スタンドに戻ると、さらに前進するウルティアに対し、中原は左ミドル。組み付きウルティアをコーナーに押し込むが、体勢を入れ替えたウルティアが中原の顔面に左ヒジを打ち込む。左右フックを振るうウルティアは、中原をコーナーに詰めてシングル。中原はこれをカットし、足を使う。
しかし疲れが見え始めたウルティアの顔面へ、コーナーを背負った中原の左ストレートがクリーンヒット。ダウンしたウルティアにすかさずパウンドを打ち込み、レフェリーストップを呼び込んだ。