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【ONE85】チャンピオン成りたてホヤホヤの猿田洋祐「戦いたい相手? 内藤のび太選手です!!」

Yosuke Saruta【写真】王座獲得から20分後、激闘を繰り広げたサークルケイジ内で囲み会見が行われた。これがONEのポストファイト会見だ (C)MMAPLAET

19日(土・現地時間)にインドネシアはジャカルタのイストラ・セナヤンで開催されたONE85 「Eternal Glory」で、猿田洋祐がジョシュア・パシオをスプリット判定で破り、ONE世界ストロー級王者に輝いた。

予想以上にグラップリングが強く、4カ月の間にも成長を見せていた若きチャンピオンに対し、猿田はやるべきことをやり抜きベルトを腰に巻いた。そんな新世界王者が大会終了後のケージのなかで各国の記者が囲み会見を行った。

激闘の直後に猿田は何を語ったのか。そして意中の対戦相手とは?


──判定結果を聞くまで、裁定はどうなっていると思っていましたか。

「セコンドからも毎ラウンドごとに厳しいことをいわれていましたし、負けていると思っていました。厳しい試合でした」

──難しかった局面はどこでしたか。

「打撃はもともと強いと思っていたのですが、レスリングやグラップリングが思っていた以上に上手かったです」

──徹底したテイクダウン狙いは作戦だったのですか。

「いえ、ゲームプランは打撃でプレッシャーをかけてからテイクダウンを狙うというものでした」

──左ヒジを上げた構えの狙いは?

「あれは……(笑)、のび太戦を見ているとテイクダウンを警戒して低い姿勢だったので、僕もテイクダウンやボディ打ちなど低い姿勢から攻める必要があり、パシオ選手の上体を起こさせさせ、重心を高くさせるために取った姿勢です。そういうイメージで戦い、右のパンチをヒジでブロックしてきました」

──対策は相当に練ってきたようですね。

「それでも上手くいかなかったですね」

──予想以上にパシオが強かったということでしょうか。

「強かったです。そのせいで焦りも出てきました。スクランブルも上手かったですし。ただ、自分もダブルレッグで倒せなかったので、ハイクロッチと逆の頭のダブルに切り替えることができて良かったです。あそこで切り替えていないと、テイクダウンを取れずに疲弊してしまっていたと思います」

──パシオの方が根負けした感もありました。

「左フックで右目が腫れていて、それも気にしていたので手応えはありました。ただバックハンドやヒジは警戒していないと一発で持っていかれる可能性もありました。あとは……飛びヒザですね。のび太戦からの4カ月で、パシオ選手は成長していました。そうですね……でも、これで田丸戦を克服できたと思います(笑)」

──スプリットの判定勝ち。接戦でしたが、再戦の要求があれば応えますか。

「もちろんやります。僕が試合を断ることはないです。アレックス・シウバ戦も2週間前、今回も急遽のオファーでも受けたように……誰とでもいつでも試合をします」

──防衛戦を戦いたいという相手はいますか。

「内藤のび太選手です!! 僕とパシオ選手、のび太選手がストロー級のスリートップだと思います」

──デメトリウス・ジョンソンがONEと契約しました。戦ったみたいですか。

「ストロー級に敵がいなくなったら、フライ級に上げて戦ってみたいです。ただ、それよりもストロー級で防衛を重ねることが先です」

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