【UFC232】精度の高いスタンドの打撃&迫力のパウンド。ピョートル・ヤンがオクタゴン3連勝
<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
Def.2R終了時 by TKO
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)
まずアンドレージが右ロー、さらに左フックを当てる、ヤンは左ハイを直後に返し、一瞬のスイッチからオーソに戻し右ボディを放つ。ヤンの右ストレートに対し、アンドレージはローからワンツー、続くテイクダウン狙いはすかされる。ヤンもスピティングバックフィストを空振りするが、サウスポーから左ミドルを入れ、アンドレージの蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪う。
足関狙いを切られたアンドレージは、直後に立ち上がると左インサイドローを蹴っていく。ヤンも左ローを蹴るが、直後にアッパーを被弾しそうになる。左ジャブから右ストレートをヒットさせたヤンが左ミドルを決める。アンドレージも右から左ミドルを蹴るが、淡々と戦うヤンがワンツーをヒット、さらに後ろ回し蹴りを見せる。
アンドレージも後ろ回し蹴りを繰り出し、鋭いパンチを伸ばす。さらに左ハイをかわしてテイクダウンへ。これを切ったヤンが、右ストレート、ボディを当て、左フックも入れていく。アンドレージが左ボディを放った直後に、ダブルレッグでテイクダウンを決めたヤンが初回を取った。
2R、ダブルジャブから右ストレートを入れたヤンは、左ジャブから右ストレートを打ち込みアンドレージの動きが一瞬止まる。アンドレージのパンチから蹴りを懸命に返すが、ヤンがコンビネーションのなかで素早い左ストレートをヒットされる。アンドレージが左を返しても、ローからハイを入れ左ストレートを見せたヤンは、右ストレートを当てる。組んできたアンドレージを切り、がぶりからチョークを狙うヤンがヒザを入れてバックへ。アンドレージはガードを選択するも、ヤンはサイドから左エルボーを打ちつける。
足を戻したアンドレージが、ハーフからスイープを狙う。すかしたヤンはバックに回りパンチを打ちつける。一度はガードを取ったアンドレージのスクランブルに再度バックを取ったヤンがワキ腹にヒザを入れ、ワキの下からパンチを打ちつける。
アンドレージは足関を頼るようなるが、足を抜いたヤンはエルボーで左目尻をカットされ、さらにヒジとパンチを続ける。グラウンドで迫力を増したヤンが2Rを圧倒した。
インターバル中、アンドレージのセコンドから「ノー・マス」と言う声が聞かれ、ヤンがUFC3連勝を決めた。「1Rは軽く戦った。2Rは早く動いてフィニッシュした。カットさせたし、あのまま続いたらフィニッシュもできた。次? ジョン・リネケルと戦いたい」と勝者は話した。