【UFN142】K太郎、精度でトゥアリを上回りで昨年9月以来の勝利のKポーズ!!
<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
サリム・トゥアリ(ポーランド)
サウスポーのK太郎が左ストレートをまず見せる。続いてワンツーも、トゥアリが距離を取る。トゥアリはボディに右ストレートを伸ばし、ローへ。K太郎は距離を詰めてパンチを振るい、トゥアリが応戦する。左をK太郎が当て、右フックをよけて逆に右を放つ。左ローを蹴り、攻撃を散らすK太郎にトゥアリの勢いのある右ボディストレートが決まる。
残り1分強でK太郎がテイクダウンを仕掛け、トゥアリが切る。焦らず距離を詰めるK太郎は左を届かせる。K太郎は左ストレートを見せて初回が終わった。
2R、左ストレートから左ハイのコンビを繰り出したK太郎は、トゥアリの踏み込みにテイクダウンを狙う。ここもトゥアリが防ぐが、直後にK太郎が右フックをヒットさせる。腰が落ちたトゥアリが組んでケージにK太郎を押し込む。ボディにヒザを入れるトゥアリに対し、K太郎はエルボーを打ち込んで離れる。さらに右ジャブから左を入れ、左ミドルを2発蹴ったK太郎が攻勢に。
左に回るトゥアリに左ストレートに続く、右フックをヒットさせたK太郎。精度で完全に上回るも、トゥアリは勢いのあるボディストレートを返し、思い切り左フックを振るっていく。これをかわしたK太郎はトゥアリのパンチにカウンターを狙う。最後の10秒で右ストレートを当てたK太郎が、2Rを取った。
最終回、左ストレート&左ハイを見せたK太郎がシングルレッグへ。これまでより、しつこく組んでいったK太郎だがトゥアリも、ディフェンスする。組みに拘ることなく、打撃で試合をリードするK太郎がヒザ蹴りを狙う。トゥアリのフックに対し、同時に左フックを放つK太郎が、組みからエルボーを2発顔面に打って離れる。
残り半分、確実に攻撃を当てるK太郎は、大きな一発を被弾しないように気を付けたい。シングルを切り、ヒザを放ったトゥアリは、組んでくることがないのでK太郎もパンチに集中できるか。逆に倒せなくてもテイクダウンを織り込んだK太郎のパンチの方が命中度が高い。手数は決して多くないなかで右ジャブやフック、左ストレートを当て、被弾はボディに留めたK太郎は2-1の判定勝ちで昨年9月以来、1年3カ月振りにオクタゴンで勝利のKポーズを披露した。