【UFN142】前進、前進、また前進。ウィルソン・ヘイスがパンチを振るってTDでヌグエン下す
<フライ級/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ベン・ヌグエン(米国)
前足でハイを繰り出したヌグエンが、構えをかえる。続く右ミドルをキャッチしたヘイスがケージに押し込んでテイクダウンに成功する。バックに回ったヘイスが後方からヒザを突き上げる。ヌグエンは右を差してバックへ。直後に打撃の間合いに戻るとヌグエンが左を当てる。ヘイスも右を当て返し、ヌグエンはスイッチを続け左ローから右フックを放つ。ヘイスはシングルからダブルに移行して、2度目のテイクダウンに成功。
スクランブルでバックに回り、ヌグエンが胸を合わせてくると、ヘイスはシングルレッグでトップを取り直した。
2R、左オーバーハンドを振り、続く右を当てたヘイスがシングルレッグでテイクダウンし、即バックへ。足を一本入れた形のヘイスはヌグエンが立ちあがるとフックを諦める。体を入れ替え、離れた両者。ヌグエンが左を伸ばし、右ハイを放つ。直後に組んだヘイス、距離を取り直すパンチを振るって前へ。エルボーを被弾しながら組んだヘイスだが、ヌグエンがキムラクラッチから切り返す。下にされたヘイスは、スクランブルから立ち上がりクリンチへ。
ここでもテイクダウンを決めたヘイスに対し、スクランブルでイーブンまで戻すことができるヌグエンだが、反撃に移ることはできないまま最終回へ。
3R、ヘイスの右ジャブにヌグエンが右ストレートを返す。プレッシャーを与え続けるヘイスは、ヌグエンのパンチを受けても組みへいく。回っていなしたヌグエンに対し、ヘイスはとにかく動き、手を出し続ける。ヌグエンはヒザを入れ、左をヒットした直後にケージに押し込まれ、ダブルレッグでテイクダウンを取られる。立ち上がって離れたヌグエンは、間合いを外してヘイスの前進にカウンター狙いで逆転に賭ける。
それでもテイクダウンに成功したヘイスは、リバーサルからスタンドに試合が戻ると、それこそ猪突猛進といった具合に前に出続けてタイムアップを迎えた。結果、フルマークでヘイスが判定勝ちを手にした。