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【TUF28】一晩で2度のTKO勝ち、ベナビデスがペレスを殴り倒しフライ級存続をアピール

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国)
Def.1R4分19秒by TKO
アレックス・ペレス(米国)

時代の流れが賭け率でペレスが、ベナビデスを上回っている一戦。サウスポーに構えたベナビデスの左の蹴りにペレスが右ストレートを合わせていく。ローをキャッチして組んだペレスが、スタンドで肩固めに。すぐに離れベナビデスが左を伸ばし、スイッチから右を振るっていく。右ボディフック、左ミドルを繰り出したベナビデスは近距離でもパンチを交換して組んでいく。

切ったペレスは右オーバーハンドを振るうも、ケージに押し込まれる。ヒザを打ち合う両者、試合がケージ中央に戻るとベナビデスが左ボディを打ち込む。左右のフックに続きローを入れたベナビデスが頭を下げて左オーバーハンド、ショートの連打から組み付くとペレスが後方に簡単に崩れる。シングル狙いも体が伸びたペレスの頭部にベナビデスがパンチを連打する。

レフェリーが割って入りベナビデスがパンチを打ち下ろすのを止める。ペレスがここでシングルを仕掛けると、何とレフェリーがそのまま試合を続行される。唖然とした表情のベナビデスは抱え上げられてリバーサルを許してしまう。それでもすぐに立ち上がり、がぶりからバックに回ったベナビデスが再びパンチを連打。腹這いになったペレスが打たれるままになっていると、正真正銘レフェリーが試合を止めてベナビデスがTKO勝ちを手にした。

「何が起こったか分からなかったけど、一晩で2度KO勝ちできたよ。ペレスの方が掛け率が良かったけど、彼のチームを尊敬している。フライ級はかつてないほど盛り上がっているんだ」とフライ級存続をベナビデスは訴えた。


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