この星の格闘技を追いかける

【JBJJF】四国柔術選手権─02─黒帯オープンクラス優勝は添田航平。MATSURIでシュレック越えを宣言!!

Soeda vs Tai【写真】最後は思わずという感じで、外掛けの形になってしまった田井。添田が (C)JBJJF

7日(日)、徳島県の徳島県立中央武道館で第10回四国柔術選手権が開催された。ここではアダルト黒帯オープンクラス決勝の模様をお届けしたい。


<黒帯オープンクラス決勝/10分1R>
添田航平(日本)
DQ
田井達也(日本)

015人がエントリーしていた黒帯オープンクラスだが、ミドル級で戦った桂浦篤志と長瀬憲紀の両者が負傷欠場。初戦で岩見充浩を破った田井達也と添田航平が決勝で戦うことに。フェザー級とミディアムヘビー級で互いに1人優勝となった両者の戦いは。立ちの攻防から、田井が引き込み添田がハーフから足を抜こうという展開に。

首を制してパスに成功した添田が3Pを獲得する。上四方に回った添田はサイドに戻ってニーインベリーで2Pを追加する。さらにニーインベリーを続け、田井に足を戻させないで加点していく。と、ここで一気に添田は田井の体を飛び越えて左足を取りヒザ十字を狙う。足を畳んだ田井が防ぎ、ガードに戻す。

直後にパローが入り試合はスタンドで再開。今度は体格で上回る添田が引き込んでクローズドを取る。足をすくって腕を引っ張りホレッタを狙った添田に対し、腕を引いた田井が果敢に足関節を狙う。試合は再びスタンドに戻り、喧嘩四つで襟を取り合った後、田井が引き込む。マット中央で再開となり、田井が添田の足の付け根を蹴ってスイープを仕掛ける。足を引き、腰を起こすことで耐えた添田に続き田井もスタンドに戻った。

02序盤のリードがある添田は立ちの展開で時間を使い、引き込んだ田井のハーフにパスで4Pを加える。ワキをすくって腕関節を狙う添田は、残り1分10秒のところで腕十字へ。田井は体を反転させて立ち上がると、添田の右足をキャッチしてテイクダウンへ。

これは場外となり、再開時に田井が引き込みに対して、添田がストレートフットロックを仕掛ける。ここで思わず外掛けをしてしまった田井が反則負けとなり、四国選手権黒帯オープンクラスは添田が優勝となった。

添田航平
「四国は初めて出させてもらって、普凄く楽しみな大会で四国の柔術家の方とやれて良かったです。普段は大阪でやっているので、なかなか対戦できない選手とできて楽しかったです。ずっと上から攻めてばかりだったのですが、それでは面白くないと思って最近は下からの練習や足関をやっていました。今日、極めることはできなかったのですが、下手くそな足関と下からクローズドガードを取ることができました。

本当はホレッタに入りたかったのですが、なかなか腕の引きが強くて入れなかったです。練習してきたことは出せたのですが、普段と違っていたのでバテました。今後は11月の4日にプロ柔術のMATSURIに出ます。普段からお世話になっているフルフォースの冠協賛ということもあるので、しっかりと頑張りたいと思います。

対戦相手はシュレック関根選手なのですが、ぶっ潰せるように頑張ります。絶対に勝ちますッ!!」

■第10回四国柔術選手権主なリザルト

【アダルト茶帯ライトフェザー級】
優勝 山本博斗(グレイシーバッハ)
準優勝 吉岡優幸(徳島柔術)

【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 本城聖士(徳島柔術)
準優勝 土居篤史(チーム一領具足)

【アダルト茶帯ライト級】
優勝 辻宗一(パラエストラ愛媛)

【アダルト黒帯ミドル級】
優勝 桂浦篤志(ねわざワールド愛媛)
準優勝 長瀬憲紀(柔専館)

【アダルト黒帯ミディアムヘビー級】
優勝 添田航平(吹田柔術)

【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 辻宗一(パラエストラ愛媛)
準優勝 山本博斗(グレイシーバッハ)
3位 土居篤史(チーム一領具足)、本城聖士(徳島柔術)

【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 添田航平(吹田柔術)
準優勝 田井達也(ラグナロク柔術)
3位 岩見充浩(Shuhari 柔術)

PR
PR

関連記事

Movie