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【All Japan JJC2019】茶帯レポート。ヘビー級はイゴール・タナベが優勝。2階級をカルペ勢が制す

All Japan JJC2019【写真】準決勝までは道着がないかのような、パスのプレッシャーを掛けていたK太郎だが、イゴールの技術には面食らっていた(C)SATOSHI NARITA

4日(日)、東京都文京区の文京区総合体育館でJBJJF主催の全日本ブラジリアン柔術選手権=競技柔術の日本一を決めるトーナメントが開催された。黒帯の速報に続き、茶帯各階級の結果をダイジェストでリポートする。
Text by Satoshi Narita


Yamamoto茶帯ルースター級では、エントリー締切間近に加わった山本博斗(IGLOO)が初戦を襟絞め、準決勝では佐藤智彦(トライフォース)から腕十字を極めて決勝進出。同じく一本勝利で勝ち上がってきた八田亮(ストライプルオハナ)との決勝も6-4で制し、2年連続全日本王者となった。

Ishiburo Syoyaライトフェザー級決勝では、松川純樹(パラエストラ)、前田崇佑(PATO STUDIO)を下してきた石黒翔也(CARPE DIEM)と、井手史竜(CARPE DIEM)、米倉大貴(IGLOO)から勝利した丹羽飛龍(AXIS)の好カードが実現。2017年のJJFJ全日本体重別柔術選手権では紫帯の石黒が飛龍(当時青帯)との接戦を制したが、今回も残り30秒で上を取り、2点を追加した石黒が4-2で飛龍を退けて優勝。4度目の全日本制覇を果たした。

Oda9人がエントリーしたフェザー級では、CARPE DIEMが三田を含めて4選手を投入し、大柳敬人、ホベルチ・オダでクローズアウトを実現した。ホベルチと初戦で当たった丹羽怜音(AXIS)は、アブダビ・グランドスラム東京のリベンジを果たしたいところだったが、老獪ともいえるホベルチのゲームコントロールに苦しみ、4-2からポイントを詰めることができず敗退。

Ooyagi反対ブロックの準決勝では、大柳と佐野貴文(AXIS)が対戦。ポイント、アドバンで並び、大柳が二つのペナルティを累積していた中、終了間際に上を取り返し8-6で勝利し決勝進出。決勝ではホベルチから勝利を譲られ、全日本2連覇を達成した。

Niimuraライト級決勝は新村康行(PATO STUDIO)が山本幸輝(エクストリーム柔術アカデミー)から1分36秒、トーホールドを極めて優勝。ミドル級は卯都木豪(パラエストラ)とケビン・キムラ(インファイトジャパン)が共に一本勝ちで決勝に駒を進め、4-2で卯都木が同階級を制している。

ミディアムヘビー級はグアムのカーウソン・グレイシーチームを拠点にするアンソニー・クルスが参戦。イ・チャンヨプ(パラエストラ)、ヴァディム・ルペンコ(CARPE DIEM)を下し、アブダビ・グランドスラム東京に続く2週連続の金メダル獲得となった。

イゴール・タナベ(IGLOO)に中村K太郎(K太郎道場)、安藤切人(パラエストラ)が参戦したヘビー級は、イゴールが表彰台の頂点に。安藤を6-0で下してきたK太郎相手にワームガードを駆使して2度のスイープを奪い、MMAファイター相手に柔術家の意地を見せた。

ウルトラヘビー級は伊藤雅成(草柔会岩手)がケネス・トーマス(藤田柔術)、増田裕介(DRAGON’S DEN)を下して優勝。無差別決勝は、準決勝でK太郎から腕十字を極めたアンソニー・クルスが安藤に勝利を譲り、安藤が日本一に輝いている。

Echigoフェザー級と無差別で争われた女子茶帯。階級別では黒部三奈(マスタージャパン東京)を下した深津佐和子(DAMM FIGHT JAPAN)が優勝。無差別ではその深津から越後伊織(トライフォース柔術アカデミー)がカーフスライサーを極めて優勝を手にした。

質的に苛烈な階級でトーナメントを勝ち上がった選手たちが、黒帯を巻いて日本の頂点を決める戦いに臨むのは9月のアジアチコ以降になるのか。その日が来るのが、楽しみだ。

■第20回全日本ブラジリアン柔術選手権 茶帯リザルト

【アダルト茶帯ルースター級】
優勝 山本博斗(IGLOO)
準優勝 八田亮(ストライプルオハナ)
3位 片山泰輔 (CARPE DIEM)、佐藤智彦(トライフォース柔術アカデミー)

【アダルト茶帯ライトフェザー級】
優勝 石黒翔也(CARPE DIEM)
準優勝 丹羽飛龍(アクシス柔術アカデミー)
3位 前田崇佑(PATO STUDIO)、米倉大貴(IGLOO)

【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 大柳敬人(CARPE DIEM)
準優勝 ホベルチ・オダ(CARPE DIEM MITA)
3位 佐野貴文(アクシス柔術アカデミー)、寒河江寿泰(今成柔術)

【アダルト茶帯ライト級】
優勝 新村康行(PATO STUDIO)
準優勝 山本幸輝(エクストリーム柔術アカデミー)
3位 後藤亮(FREE & FREE)、高橋大記(草柔会岩手)

【アダルト茶帯ミドル級】
優勝 卯都木豪(パラエストラ)
準優勝 ケビン・キムラ(インファイトジャパン)
3位 濱岸正幸(CARPE DIEM)

【アダルト茶帯ミディアムヘビー級】
優勝 アンソニー・クルス(TREE BRAZILIAN JIU-JITSU)
準優勝 ヴァディム・ルペンコ(CARPE DIEM)
3位 イ・チャンヨプ(パラエストラ)

【アダルト茶帯ヘビー級】
優勝 イゴール・タナベ(IGLOO)
準優勝 中村圭太(K太郎道場)
3位 安藤切人(パラエストラ)

【アダルト茶帯ウルトラヘビー級】
優勝 伊藤雅成(草柔会岩手)
準優勝 増田裕介(DRAGON’S DEN)
3位 ケネス・トーマス(藤田柔術)

【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 安藤切人(パラエストラ)
準優勝 アンソニー・クルス(TREE BRAZILIAN JIU-JITSU)
3位 ケネス・トーマス(藤田柔術)、中村圭太(K太郎道場)

【女子アダルト茶帯フェザー級】
優勝 深津佐和子(DAMM FIGHT JAPAN)
準優勝 黒部三奈(マスタージャパン東京)
3位 越後伊織(トライフォース柔術アカデミー)、マリア・リア・メロ(ボンサイ柔術)

【女子アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 越後伊織(トライフォース柔術アカデミー)
準優勝 深津佐和子(DAMM FIGHT JAPAN)

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