【Pancrase308】サドゥロエフ・ソリホンと粕谷優介が、暫定ライト級KOPのベルトを賭けた対戦
【写真】前の試合で勝利間近となりながら、上迫に敗れたソリホンが暫定王座決定戦に挑む (C)MMAPLANET
8日(木)、パンクラスより9月28日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPacrase308で暫定ライト級王座決定戦=サドゥロエフ・ソリホン✖粕谷優介が組まれることが発表された。
ONE100へのライト級王者・久米鷹介の出場と松本光史戦の正式発表を待つかのように、暫定ライト級KOPTがアナウンスされた。ソリホンはキャリア7勝4敗でパンクラスでは1勝1敗、前回の来日は3月に上迫博仁をKO寸前に追い込みながら、ローで大逆転負けを喫している。対する粕谷はUFCリリース後にフェザー級でデカゴンに参戦するも松嶋こよみとISAOに敗れ、4月にライト級に転じて菊入正行を61秒でKOした。
本来はこの場で戦うことが望まれたであろう上迫は、今月にRIZINで戦うように昨年来パンクラスではチャンピオンや上位選手がONE及びUFCに戦場を移すケースが増えている。その結果、以前に増して組まれるようになった暫定王座決定戦で戦う選手の戦績、近々の戦況がベルトを賭けた戦いに挑むのに相応しいのかという見方もある。
伝統を想えば、軽く映ると捉えられることも違いない。ただし、これが2019年のパンクラスの現実だ。DWTNCSに出場するメンバーの戦績、それ以前にローカルプロモーションで王座を獲得しUFCへのステップアップを狙う選手の強さを考えると、パンクラスも日本という国に存在するMMAプロモーションとして、そのフィーダーショーとしての立場を明白にし、活性化を図るよう舵を切ったといえる。
現状に立ち止まっているのではなく、動く──というパンクラスの選択だ。