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【JBJJF】四国柔術選手権─01─茶帯ライトフェザー級は山本博斗が吉岡優幸を腕十字で下す

Podium【写真】山本×吉岡の3連戦(!?)、まずは山本が一本勝ちで先勝した (C)JBJJF

7日(日)、徳島県の徳島県立中央武道館で第10回四国柔術選手権が開催された。2017年JBJJF茶帯ランキングで1位、6月のムンジアルでルースター級3位、全日本選手権で優勝を果たした吉岡優幸と全日本ではフェザー級を制し、アジアではルースター級優勝の山本博斗が選手権オープニングを飾る茶帯ライトフェザー級で相対した──再注目の一戦をまずリポートする。


<茶帯ライトフェザー級決勝/8分1R>
山本博斗(日本)
Def.3分19秒by 腕十字
吉岡優幸(日本)

Yamamoto vs Yoshioka低い姿勢から飛び込んで、道着を掴んで引き込もうとする吉岡。2度に渡り距離を取った山本が吉岡の左襟を取って引き込む。吉岡も同時に座りダブルガードの攻防に。クローズドガードを取りに行った山本に対し、吉岡はヒザを臀部で押しあてて許さない。ここでレフェリーが吉岡にルーチを与え、試合がスタンドで再開される。

Shikoku JJC立ちの展開からジャンピンガードでクローズドの態勢を作った山本は、立った状態の吉岡の足をすくってスイープを狙う。吉岡は正座状態で耐え、立ち上がるともう一度足をすくった山本が、スイープと同時にマウントを奪取する。吉岡はハーフに戻すが、ラベルを取った山本が足を抜いてパスから腕十字へ。

ブリッジでエスケープをはかった吉岡のクラッチを切り、右腕を伸ばしてタップを奪った。

山本は無差別級にもエントリーし軽量級ながら銀メダルを獲得。階級別と無差別で2つのメダルを手にした山本の四国選手の感想は以下の通りだ。

山本博斗
「階級はワンマッチ決勝で、今年のムンジアルで3位を取られていた吉岡選手と初めて戦いました。凄くやりたいと思っていた試合で何とか一本を極めて勝つことができて嬉しいです。吉岡選手は世界を経験しているだけあって最初の立ちの攻防だったり、際の攻防が凄く上手くてチョットどうなるかなって思ったんですけど、自分の形に入れることができたので、そこが勝因かと思います。

無差別級にエントリーしたのは、人一倍緊張する性質なので試合慣れするためでした。2回勝てば優勝だったのですが……初戦が同点のレフェリー判定で何とか勝てはしたものの決勝は足をやられてしまいました。茶帯になったばかりで、まだ足関節とか足らない部分があり、ここからの課題かと思います。今年はRIZIN WESTとプロ柔術のMATSURIに出て、来年はパン柔術やムンジアルに挑戦したいです」

なお14日のRIZI WESTに吉岡も山本と同じ階級にエントリーしており、11月4日のプロ柔術MATSURIでの一騎打ちも既に決まっている。山本×吉岡は3連戦となるのか──ルースター級黒帯の新勢力の最右翼の戦いに注目が集まる。

■第10回四国柔術選手権主なリザルト

【アダルト茶帯ライトフェザー級】
優勝 山本博斗(グレイシーバッハ)
準優勝 吉岡優幸(徳島柔術)

【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 本城聖士(徳島柔術)
準優勝 土居篤史(チーム一領具足)

【アダルト茶帯ライト級】
優勝 辻宗一(パラエストラ愛媛)

【アダルト黒帯ミドル級】
優勝 桂浦篤志(ねわざワールド愛媛)
準優勝 長瀬憲紀(柔専館)

【アダルト黒帯ミディアムヘビー級】
優勝 添田航平(吹田柔術)

【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 辻宗一(パラエストラ愛媛)
準優勝 山本博斗(グレイシーバッハ)
3位 土居篤史(チーム一領具足)、本城聖士(徳島柔術)

【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 添田航平(吹田柔術)
準優勝 田井達也(ラグナロク柔術)
3位 岩見充浩(Shuhari 柔術)

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