【Bellator205】ついにAJ・マッキーがメインに登場。同じく11連勝のボリッチにも要・注目
【写真】負け知らずのままベラトール首脳の期待に応え、トップ戦線入りを果たしたマッキー。マカパ戦に勝てばタイトル戦線にその名を連ねることになる (C)BELLATOR
21日(金・現地時間)、Bellator205「McKee vs Macapa」がアイダホ州ボイジーのセンチュリーリンク・アリーナで開催される。メインはついにベラトールの生え抜きAJ・マッキーがヘッドライナーを任され、ジョン・マカパと戦うフェザー級戦が組まれている。
アマMMAで7勝1敗の戦績だったアントニオ・マッキーの息子は2015年4月、20歳になった3日後にベラトールでプロデビューを果たし、以後全ての試合をサークルケージで行い11連勝と首脳陣の期待に応えて来た。
いってみればベラトールの純粋培養されており、デビュー直後から常にスポットが当てられてきたマッキー。プロテクトされているように見えがちだが、アーロン・ピコ、ジェイム・ギャラガーのように躓いたり、落とし穴にはまることなく結果を残し続けた。
そんなマッキーがいよいよパトリシオ・フレイレが頂点に立ち、バンタム級王者のダリオン・コールドウェルが2階級制覇を目論むフェザー級でタイトル戦線に絡むことができるか──真価が問われるマカパ戦に挑む。
打撃、テイクダウン、そして極めと全てを流れるように使いこなすマッキーだが、思い通りにならない展開に陥っても我慢のファイトを続けられるのが、彼の強味だ。ただし、これまでキャリアのなかでピンチというピンチを経験していない。今回、当初の予定ではパット・カーランという元王者と対戦が決まっていたが、負傷欠場によりマッキーと戦うことになったマカパの役割は、ずばり若手のホープの欠点の炙り出しだ。
そのためにテイクダウンを切り、パンチを打ち込むことが必須だ。それがなって始めて、マカパは駿馬に対する当て馬の役割で終わらせず、自らのキャリア構築にこの試合を役立てることができる。また今大会ではプレリミながらマッキーと同様にキャリア11連勝中のアダム・ボリッチが、ジョゼナウド・シウバと戦うフェザー級注目の一戦も組まれている。
ボリッチはマッキーより2歳年上の25歳のハンガリー人ファイター。ストライカーで思い切りの良い打撃を繰り出すが故に、テイクダウンを許し下になることも多かったが、その結果三角絞めを得意とし、スクランブル能力が挙がったことで、より勢いのある打撃を繰り出すことができるようになった。
対戦相手のシウバはキャリア30戦を越える経験豊かな32歳、北米ではWSOFとPFLに出場し、相手がマルロン・モラエス、チムール・ワリエフということもあり結果を残せていない。ベラトール初陣のシウバ、負けなしの12連勝を狙うボリッチともに、フェザー級トップ戦線入りを賭けた勝負となる。
■ Bellator205対戦カード
<フェザー級/5分3R>
AJ・マッキー(米国)
ジョン・マカパ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ラファエル・ロバトJr(米国)
ジョン・ソルター(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ヴィータ・アルテガ(米国)
デニス・キルホンツ(オランダ)
<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
ロジャー・フエルタ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
カイル・フロスト(米国)
デイヴィッド・レンジェル(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジョー・アキーレ(米国)
スティーブン・スタイアウォルト(米国)
<バンタム級/5分3R>
ヴィンス・モラレス(米国)
ジャスティン・ヒューゴ(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョニー・ヌネス(米国)
ジョシュ・フィック(米国)
<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
ジョゼナウド・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
スア・トゥアニ(米国)
エミリオ・トレヴィノ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ブライス・エドミニスター(米国)
レオン・テイラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
ネイサン・ストーレン(米国)
アンドリュー・クルーズ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
ベン・モア(米国)
<190ポンド契約/5分3R>
ジャロッド・トライス(米国)
ショーン・パワーズ(米国)