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【ACB89】BMを返して、一気のパウンド葬。トゥメノフがホドリゲスをTKOしウェルター級王者に

<ACBウェルター級王座決定戦/5分5R>
アルベルト・トゥメノフ(ロシア)
Def.3R4分43秒by TKO
シロ・ホドリゲス(ブラジル)

左ジャブを当てたトゥメノフ、ホドリゲスも左ジャブを当て返す。ケージを背負ったホドリゲスは左に回りつつ左フックをかぶせていく。トゥメノフが右ハイは空振りになったが、左ジャブを当て、右もホドリゲスの顔面を襲う。さらに左ハイと攻撃を散らすトゥメノフに対し、ホドリゲスはなかなか前に出ることができない。スイッチして左ハイを繰り出すホドリゲスにトゥメノフは右ロー、左ボディストレートを入れる。終盤、ホドリゲスはテイクダウンを仕掛けるもトゥメノフが切り、左フックを当てて後ろ回し蹴りでラウンドを取った。

2R、左から右を伸ばしたホドリゲス。さらに前蹴りで突き放そうとするが、トゥメノフが左フックから、左ボディフックを効かせる。下がったホドリゲスに左ハイから着地して右後ろ回し蹴りを繰り出したトゥメノフは、何とここで腹への追撃を見せなかった。持ち直した感のあるホドリゲスに対し、トゥメノフが左ジャブを入れて右ハイ。さらにワンツーと前に出て、残り1分を切ってボディフックを繰り出す。ワンツーで前に出て、左を打ち込んだトゥメノフは、顎を突き出して「打ってこい」と挑発した。

3R、近い距離に立ち左フックを打つトゥメノフ、さらに左リードアッパーから右の相打ちに。一旦、試合が落ち着くもトゥメノフが右ストレートを当てる。ホドリゲスは一発でダブルレッグを決めて、一気にバックマウントへ。右手でRNCを狙いつつパンチを入れる。トゥメノフは手首を掴んで防ぎ、胸を合わせに行く。アゴの上からRNCクラッチ狙いのホドリゲスは、手首を掴まれ防がれるが、執拗に絞めを狙う。残り20秒で胸を合わせたトゥメノフは鉄槌からパンチを連打すると、背中を向けたホドリゲスにパウンドを連打し、一気に試合を決めた。

新ウェルター級王者は「今日の試合に満足はしていないけど、勝てて良かった。皆に感謝している」とコメントした。


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