【DEEP85】DJ.taikiと戦う──失恋を乗り越えた横山恭典「今の自分を普通に出したいです」
【写真】失恋は漢を強くするのか──ムン・ギボムに勝利し、DJ戦の権利を得た横山(C)MMAPLANET
26日(日)に文京区後楽園ホールで開催されるDeep85でDJ.taikiと対戦する横山恭典に、計量直後インタビューを行なった。
昨年パンクラスからDEEPに主戦場を移しオーロラ・ユーキにRNC秒殺勝利を収めると、今年の4月に第2試合の2回戦でAngel’s Fightフェザー級王者ムン・ギボムと対戦。韓国の実力者を相手にスポットの当たらないなか、しっかりと判定勝ちを収めた横山がついに3回戦でDJ.taikiという格上選手と対戦する権利を得た。
横山といえばパンクラス時代に日沖発の国内復帰戦の相手に抜擢されるも完敗した苦い過去がある。それゆえに、DJ戦はこの2年半の成長をぶつけ前に進むことができる試合といえる。
──キャリアアップが掛かった試合を明日に控え、今の心境は如何ですか。
「体調も良いですし、精神的にも普通に最高に仕上げてきました。日沖さん以来の名前のある選手との試合なので……。あの時は正直、いきなり名前のある選手と戦うことになってしまったなっていうのがあったんですけど、あれからしっかりと自分も経験を重ねてきました。今回の試合に関してはチャンスを掴むべきして掴んだと解釈しています。なので自分の力を出し切って、良い勝ち方……いえ、とにかく勝ちたいです」
──すぐに日沖戦が口をついて出て来るということは、やはりあの時とは違うんだという気持ちが大きいということでしょうか。
「技術的にもそうだし、経験もしてきたので、全ての面であの時とは変わったと思っています。ただし、明日の相手はあくまでもDJ.taiki選手ですし、あの時との違いを見せたいとかっていうことでなく、さっきも言いましたが今の自分を普通に出したいです」
──横山選手の確かな成長は4月のムン・ギボムにしっかりと勝利を得ることで示せたかと思います。Angel’s FightやTOP FCの一線級のファイターに、日本の多くの選手が勝てなくなっている状況だったので。
「全く注目はされていなかったのですが、強敵だという覚悟をもって臨んだ試合でした。あの時は……実は試合の2週間前に彼女に振られて……精神的に参っていた時だったので、あの試合を乗り越えることができて自信が付きました」
──そこまでぶっちゃけていただけなくても、結構なのですが……(苦笑)。
「いえ、構わないです(笑)」
──しかし、元カノさんも試合まで我慢してくれれば良かったのに……とは思います。
「ホント、ソレですね(笑)。そう思いながら、最後の準備に向かった試合でした。そこも含めて、強い選手にしっかりと勝てたことで自信になりました。だから、明日も自分の動きをしたいですね」
──Krazy Beeはバンタム級からライト級で非常に濃密なトレーニングが行われてきたと思います。
「3、4年ぐらい一緒にやってきて……強い人と練習しているから自分が強いとは決して言わないですが、ずっと切磋琢磨することができた自分を信頼しています。僕は(堀口)恭司さんにも凄く良くしてもらっていましたし、日々の練習が凄くプラスになっています」
──DJ選手を越えることができると大きなステップになると思われますが、現状の目標は何になりますか。
「ハイ。とにかくタイトルが欲しいです。色々と大会はありますが、まずチャンピオンになりたいです。その前に明日は絶対に勝たないといけないです」
■ DEEP85計量結果
<バンタム/5分3R>
大塚隆史: 61.65キロ
ビクター・ヘンリー: 61.4キロ
<バンタム級/5分3R>
釜谷真: 61.6キロ
坂巻魁斗: 61.2キロ
<女子アトム級/5分3R>
SARAMI: 47.85キロ
アリーシャ・ガルシア: 47.95キロ
<女子アトム級/5分3R>
富松恵美: 47.7キロ
パク・シウ: 48.05キロ
<女子フライ級/5分2R>
渡辺華奈: 56.85キロ
赤林檎: 56.75キロ
<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki: 66.2キロ
横山恭典: 65.6キロ
<ライト級/5分2R>
大原樹里: 70.45キロ
武田光司: 70.55キロ
<ストロー級/5分2R>
川原波輝: 52.4キロ
村元友太郎: 52.6キロ
<バンタム級/5分2R>
CORO: 61.25キロ
白川Dark陸斗: 61.5キロ
<OPフェザー級/5分2R>
高塩竜司: 65.6キロ
松林佑介: 65.6キロ
<OPストロー級/5分2R>
磯貝太一: 51.9キロ
杉浦弘幸: 51.4キロ