【Shooto/180715】ダウンを奪われた笹、加藤ケンジに敗れプロ初黒星
<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
Def.2-0:30-28.29-28.29-29
笹晋久(日本)
サウスポー同士の一戦、笹が左前蹴り、加藤は左ローを蹴る。組んだ笹がケージに加藤を押し込むと肩パンチを入れる。ブレイクが入り、加藤は前足でハイを狙うも、すぐに笹が組んでクリンチへ。笹のヒザが急所付近に入り、クリンチアッパー&肩パンチ、ハイクロッチから持ち上げがテイクダウンは取れない。
ここもブレイクが入り、笹はクリンチにヒザ蹴りを受けるがダブルレッグに。体を起こした笹がケージに押し込むも、3度目のブレイクが命じられる。加藤は右ジャブから左ロー、組んだ笹がダーティーボクシングでアッパーを連打する。さらに右エルボーを入れるが、ヒザ蹴りを捕らえた加藤がテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がった笹は、ケージに押し込まれても体を入れ替えてラウンド終了を迎えた。
2R、左ミドルを蹴り組んだ笹は初回と同じようにアッパー、肩パンチ、そして右ヒジを打っていく。離れた加藤はすぐにクリンチに持ち込まれ、首相撲&ヒザをボディに連続で突き上げられる。加藤も右ひざを返すが、笹のヒジと肩パンチが続く。離れてオーソの構えで右ハイを狙った加藤、パンチを当てるが笹が組んでクリンチ、ダブルレッグは加藤が右を差して耐える。残り2分でブレイクが掛かり、加藤は右ローに続きい左フックを打つ。
クリンチ合戦になると態勢を入れ替えながら、離れて中央を取った加藤が蹴り足をキャッチして右フック、押し込んでもう一度右フックを打ち込みでダウンを奪う。立ち上がった笹がダブルレッグを決め、足を束ねスクランブルでバックへ。この回はダウンを奪った加藤のラウンドとなった。
最終回、前に出た笹がアッパーを被弾しながらもクリンチへ。ダブルレッグを決めた笹が両足を束ね、加藤の体を回して頭を押して抑えに掛かる。リストを背中越しに取られて立てない加藤だが、レフェリーは動きがないとブレイクを命じる。
スタンドに戻り、加藤は右アッパーを入れる。続くヒザの打ち合いから組んだ笹のダブルを切った加藤は懸命にスタンドに踏み止まる。またもブレイクが掛かり、加藤は右ロー、左を振って組んだ笹がケージに押し込むとシングルへ。頭を入れ、肩で押すように抑えた笹が尻餅をつかせる。ケージを背負った状態で座らされた加藤は細かいパンチを落としながら、タイムアップを迎えた。
結果、組みで攻めた笹は、キャリア5戦目の初黒星。加藤は逆に4連勝とした。