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【Arzalet FGC03】代役出場でマルキーニョスと戦うイタロ・ゴンサルベルは、スピード&パワーの柔術家

Itaro【写真】イタロはショートノーティスらしからぬ強者の予感が……(C)REAL

7日(土・現地時間)に韓国ソウルのカンナム区にあるクラブ・オクタゴンで開催されるArzalet FGC03。昨夜明らかになったキルギス勢3人の欠場、これによりメインでマルコス・ソウザの対戦相手がヌルスルタン・イリスバイ・ウウルからブラジルのイタロ・ダ・シルバ・ゴンサルベスに代わった。

そのイタロ・ゴンサルベスに関して、情報が集まってきたことで、この新しい対戦相手は全くもって油断がならないことが分かってきた。


1980年5月生まれ、ブラジルはセアラ州のフォルタレーザ出身のイタロは現在香港在住で、ホドリゴ・カプラルのエスパダATOS柔術に所属している。

MMAはブラジルと中国で経験があり、2勝1敗という公になっているレコード以上に戦績を積んでいるようだ。柔術でも6月に韓国のソウルで開かれたASJJFのアジア・オープンの無差別級で優勝しており、MMAではウェルター級で戦っていたイタロだが、この時はかなり体も大きく、今回の代役出場に際して急激に体重を落としてくることも考えられる。

そのヘビーな体格で側転パスや、あっという間のパス&バック奪取を披露し、ボー&アロー・チョークとクロックチョークという道着を使った絞めでアジア王者となったイタロ。パワーだけでなくスピードと俊敏性に優れている印象を残している。

反面、映像を見る限りMMAでは徹底したテイクダウンからトップキープ、柔術の時ほど動かない。字面的には同じタイトと読めるスペースでもBJJとMMAでは明確な違いがあり、MMAではその隙間を嫌って堅く攻めているという見方もできる。

マルキーニョスとしては、テイクダウンの攻防で削られないこと。そしてグラウンドでも接戦になるのを覚悟で、戦う必要があるだろう。もしくは打撃という部分で、どれだけ積んできたモノがあるか。イタロのMMAは打撃戦を好まない。その彼のテイクダウン狙いを切って、パンチを入れるという削り方もあり得るが果たして……。

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